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映画に欠かせない“サスペンスのプロ”が語る「面白みとリアリティが両立するサスペンスの作り方」

2017/06/08 12:00 投稿

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藤原竜也さん、伊藤英明さんW主演にして初共演となる新感覚サスペンスエンターテインメント大作『22年目の告白-私が殺人犯です-』が6月10日より公開となります。

筆者も一足お先に拝見しましたが、スリリングなシーンの連続で良い意味で疲れ、鑑賞後には「そうきたか!」と驚けるサスペンスとなっております。試写会でも「殺人犯だけどこんな藤原竜也見たことない」、「ハラハラする展開の連続」など絶賛の声が相次いでいるとのこと。

それだけのリアリティを作り出すことができたのは、日本のドラマ・映画に欠かせない存在と言える“サスペンス映画のプロ”が警察の監修を務めていることが大きな理由の一つ。今回は、“リアルさ”とエンタメとしての“面白さ”を両立させた深いこだわりをご紹介します。

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本作の監修を務めたのは、『藁の楯』『劇場版 MOZU』『シン・ゴジラ』等の大ヒット映画はもちろん、ドラマでも数々の作品を手がけてきた古谷謙一さん。元横浜県警察にして、日本映画に欠かせない存在とも言える人物です。

数々の作品を監修し、成功に導いてきた古谷さんは、「監修というのはリアルと面白さのバランスを取る仕事だと思っています。面白さのためにありえない嘘をつくのはもちろん駄目ですし、同じように見ている人が物語に入っていくのを止めてしまうようなリアルさは避けないといけない。物語に集中できるよう、2つの要素のどこに線を引くかが大切だと思っています」と監修へのこだわりを語ります。

本作においては、時効がしっかり描かれているのかという点には“リアル”へのこだわりが存分に込められているそう。古谷さんは「時効は法律できっちりと決められているものですから、今は撤廃されていますが、これまでには何度か仕組みが変わっており、そういった点とも矛盾が出ないように精査する必要はありましたね」と コメント。実際、今の日本では死刑に相当する殺人事件の時効制度自体が消滅しており、作中でその法律に触れることには製作陣も相当頭を悩ませたとのこと。

古谷さんらの監修を元に幾度も脚本を見直し、過去に起こった殺人事件を1995年とすることで、時効の問題をクリアに。その一方で、エンターテイメントとして面白さを優先したのは、牧村刑事の描き方にあったそう。本来であれば連続殺人といった大きな事件では捜査一課や警察本部が動くため、所轄の刑事である牧村がメインとなることは考えづらいそう。しかし、本作では牧村の活躍をメインに、曾根崎と牧村の対立をわかりやすく描き、物語に緊迫感を与える事に成功しています。

こうして、法律としてリアルな部分とエンターテイメントが両立を目指し、最終版の脚本の完成までには2年の歳月を要した『22年目の告白-私が殺人犯です-』。自身も元警察官の古谷さんは、映画で描かれる警察官について「いつも熱くて、純粋に事件と向き合う姿は、ある意味で本物より本物らしい部分があると思いますけどね。世間一般の人が見る刑事のイメージに近い部分があるかなと思います。本当の刑事が憧れるような感じになってるんじゃないかなとも思いますね」と作品についてコメントしています。

新感覚サスペンスエンターテインメント『22年目の告白-私が殺人犯です-』は6月10日より公開。

http://wwws.warnerbros.co.jp/22-kokuhaku/

【動画】撮影秘話続々…藤原竜也の“告白”も! 映画『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』 舞台挨拶
https://www.youtube.com/watch?v=ooLEdTI6rAE [リンク]

(C)2017 映画「22 年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会

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