フィリピンではマクドナルドよりも多くの店舗数を構えるフィリピン人の国民食、それが『Jollibee(ジョリビー)』です。米国、香港、サウジアラビアなど国外にも店舗を構え、時期は未定ですが日本への進出を検討していることも報じられています。
いったいどんなフードメニューを提供しているのか、マニラの空港に隣接する店舗に行ってきました!
訪れたのが正午頃とあって、レジには長い行列が。注文までに30分ほど並びました。
看板メニューのフライドチキンに加え、ハンバーガー、スパゲッティ、ハンバーグステーキなど、多種多様なメニューがズラリ。マクドナルドとケンタッキーを合わせたようなイメージでしょうか。お昼時にチーズベーコンバーガーがソールドアウトという謎采配はさておき、筆者はチキンの2ピースセットを注文してみました。
チキンを注文するとライスが付いてくるのがこの店の特徴。お値段は約350円という驚きのコスパです。
クリスピーな食感でパリッとした衣の下に、柔らかくジューシーなチキンが。
そのままでも程よくスパイシーなテイストを楽しむことができますが、日本ではあまり馴染みのない“グレイビーソース”をつけて味わうのがジョリっ子の流儀。ソースは「ぶっちゃけ、よく分からない味」なのですが、なんとなく甘みがあってチキンの味がまろやかに感じました。好みは分かれると思います。
そもそもグレイビーソースとは、調理された肉から出る肉汁をベースに作られるソースのこと。フライドチキンに肉汁をかけるとは、なんてグルメな国民なんだ! しかし、ライスは正直なところ残念な感じだったので、もし日本で日本人向けに展開するとなれば改善が必要だと思われます(在日フィリピン人がターゲットかもしれませんが)。
「フィリピンのソースは基本的に甘い」と聞いていたので、試しにスパゲッティも食べてみました。スライスされたハム、ソーセージ、トマト、チーズなどがトッピングされています。確かに甘い。ミートソースだと思って食べたら、どちらかというとナポリタンに近い味わいでした。約123円なのでおやつ感覚で食べられますね。
フィリピンのキング・オブ・ローカルフード『ジョリビー』。もし日本に上陸するとなれば、価格設定は? 味付けは? そのコンセプトにも注目しつつ、動向を見守りたいと思います。
『Jollibee』公式サイト:
http://www.jollibee.com.ph/