タイトル未定の伝記映画において、アンビ・メディア・グループが、アントニオ・バンデラスを主人公で自動車業界の大物フェルッチオ・ランボルギーニ役として、また、アレック・ボールドウィンをライバルであるエンツォ・フェラーリ役として契約した。

同作は、マイケル・ラドフォード(映画『ヴェニスの商人』、映画『イル・ポスティーノ』)が、ロバート・モレスコ(映画『クラッシュ』、映画『ミリオンダラー・ベイビー』)による脚本をもとに監督を務める予定だ。

アンビ・グループのアンドレア・レルヴォリーノとモニカ・バガルディは、2015年にランボルギーニの息子トニーノ・ランボルギーニ原作の書籍『Ferruccio Lamborghini. La storia ufficiale” (The official story)(原題)』の映画権利を獲得し、同プロジェクトの開発を始めた。アンビ・グループの世界セールスを担当するアンビ・ディストリビューションが同作のグローバルセールスを担い、カンヌ国際映画祭でバイヤーたちに紹介する予定だ。

アンビは、同作をイタリアおよび世界各地のロケ地で撮影する計画だ。同作は、現在のところ『Lamborghini – The Legend(原題)』というタイトルが付けられている。

トニーノ・ランボルギーニは、「これまでに、一時の名声を欲した人々が、数え切れないほど父の伝説や逸話を記したり語ったりしてきましたが、私の書籍『Ferruccio Lamborghini. La storia ufficiale’ (The official story)』は、父の人生に対して完璧な敬意を払った唯一の文書です。私はこの映画がイメージとなり、フェルッチオの素晴らしい人間性を物語り、謎とカリスマ性、情熱に満ちた私の父の人間性を世界中の観客に伝えるものになると心から信じます」と、語った。

同作は、トラクターの製造業者として、また、第二次大戦における軍事車両の製作者として1963年にスタートした高級スポーツカー企業オートモバイル・ランボルギーニを創業したランボルギーニのデザイナーとしてのキャリアを描く。ランボルギーニは、自動車の権利を1970年代後期に売り渡し、1993年に亡くなった。

バンデラスは、パラディグムと代理人契約を結んでいる。ボールドウィンは、CAA(クリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー)と代理人契約を結んでいる。ラドフォード監督は、プライマリー・ウェイヴ・エンターテイメントと代理人契約を結んでいる。

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