ジュード・ロウが、映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の続編で若き日のダンブルドアを演じることが決まった。
1作目と同様に、デヴィッド・イェーツが監督する。エディ・レッドメインがニュート・スキャマンダー役を再演し、悪役グリンデルバルドを演じるジョニー・デップと対峙する。
アルバス・ダンブルドアは、J・K・ローリングの魔法の世界において最も象徴的なキャラクターの1人だ。『ハリー・ポッター』シリーズの最初の2作品ではリチャード・ハリスが演じてダンブルドアの知名度を高めた。2002年にハリスが死去すると、マイケル・ガンボンがその跡を継いだ。
アカデミー賞で2度のノミネート経験を持つロウは、ホグワーツの校長でポッターの指導者となるはるか以前のダンブルドアを演じる。現在の『ハリー・ポッター』の映画や小説の時代から数十年さかのぼった世界を舞台とする本作では、ダンブルドアは変身術の教授としてホグワーツに勤めている。
米ワーナー・ブラザースは、この役に見合うあらゆるメジャーな英国人俳優を検討してきた。そのリストには、クリスチャン・ベイル、ベネディクト・カンバーバッチ、マーク・ストロング、リチャード・ハリスの息子でドラマシリーズ『MAD MEN マッドメン』や『ザ・クラウン』に出演したジャレッド・ハリスなどの名が挙がった。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で脚本家デビューを飾ったローリングが、本作でも脚本を担当する。魔法の世界はますます暗い時代となり、ニュート・スキャマンダーと仲間たちは、忠誠を決意しなければならない。
イェーツ監督は、「ジュード・ロウは素晴らしい才能を持った俳優で、その演技を高く評価してきました。ようやく一緒に仕事ができる機会を得られて楽しみにしています」と語った。「ダンブルドアの若き日において、J・K・ローリングが明かす彼の思いがけない面をすべて見事にとらえてくれるでしょう」(イェーツ監督)。
ワーナーの社長兼CCOであるトビー・エメリッヒは、イェーツ監督の言葉に同調した。
「我々は作品のファンとして、ジュード・ロウが『ファンタスティック・ビースト』のキャストに加わり、広く愛されるキャラクターを演じることに興奮しています。ジュードは長年ワーナー作品のファミリーの一員として活躍してきました。彼と共に新しい冒険に乗り出すことができてワクワクしています」(エメリッヒ)。
ロウの次回出演作は映画『キング・アーサー 聖剣無双』。現在はHBOのドラマシリーズ『ピウス13世 美しき異端児』に出演している。
5部作が計画されている『ファンタスティック・ビースト』シリーズの1作目は、8億1300万ドル以上の興行成績を記録した。
今年の夏に撮影を開始する続編は、ローリング、デヴィッド・ハイマン、スティーヴ・クローヴス、ライオネル・ウィグラムらが再びプロデューサーを務める。ニール・ブレア、リック・セナト、ダニー・コーエンがエグゼクティブ・プロデューサーを務める。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の続編は、2018年11月16日に米劇場公開される。
コメント
コメントを書く