米ウォルト・ディズニーによる実写版リメイク映画『ライオン・キング』が、フォーメーションを組んでいる。
情報筋が本紙ヴァラエティに伝えるところによると、ジョン・ファヴロー監督は、リメイク版映画のナラ役の声を演じる第一候補にビヨンセを考えているようだ。
内部関係者は、ビヨンセは現在双子を妊娠しており映画への参加は確定したわけではないことを強調している。しかし、同役柄は声だけの出演のため、スタジオ側と監督は、スケジュールを調整するために必要なことならどんなことでもするだろうと語っている。ビヨンセは2月初旬に妊娠を発表し、その月末には、4月に出演予定だったコーチェラ・フェスティバルのヘッドライナーとしての出演をキャンセルした。翌月、ビヨンセに代わりレディー・ガガが同イベントでヘッドライナーを務めることが決まった。
ドナルド・グローヴァーがシンバの声を演じ、オリジナルアニメーション映画でシンバの父ムファサの声を演じたジェームズ・アール・ジョーンズが、リメイク版でもムファサの声を演じる。
リメイク版は、ジェフ・ナサンソンが執筆した脚本をもとにファヴロー監督が監督を務める。現在ファヴロー監督は、ヒット映画『ジャングル・ブック』の続編の開発を進めているが、同時にリメイク版の製作も急ピッチで進行している。
オリジナル版映画『ライオン・キング』は、1994年に公開された。同作は、アニメーション映画史上最も高い興行収入を記録した作品の1つで、最終的に全世界で9億6850万ドルの興行総収入を記録した。
米ディズニーは、2014年公開の映画『マレフィセント』、2015年公開の映画『シンデレラ』、最近公開された映画『美女と野獣』の成功を受けて、実写版映画のリブート製作に重点を置いている。
ビヨンセの映画作品への参加は、米20世紀FOXによるアニメーション映画『メアリーと秘密の王国』での声の出演以来となる。ビヨンセがこれまで出演した主要な作品には、2009年公開のスリラー映画『オブセッション 歪んだ愛の果て』、2006年公開のミュージカル映画『ドリームガールズ』、2002年公開のマイク・マイヤーズによるコメディ映画『オースティン・パワーズ ゴールドメンバー』がある。