ジュネーブモーターショーは他のモーターショーに比べ、スーパーカー出展の比重がとても高い事で有名です。今回も欧州を中心に各国のスーパーカーメーカーが多くのマシンを投入し、「1000馬力超えは当たり前」のような超超高スペック車が一堂に会する様はもはや「神々の集い」。中でもハイブリット化することにより、今までとは次元が異なる圧倒的な性能を獲得た車輌も目立ちました。そこで今回数多くのモンスターマシンの中でも特に注目を集めていたクルマを、動画と共にご紹介します。
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ケーニグセグ
ケーニグセグは1994年にスウェーデンで創業したスーパーカーメーカーです。2005年に発表した『CCR』がギネス記録を打ち立てるなど、驚異的なマシンを次々と世に送り出してきたこの北欧の革命的メーカーは、今回も世界が注目する「神の如き」マシンを展示していました。
『レゲーラ』
『ケーニグセグ レゲーラ』はまるで古のバイキングに伝わる「ラグナロク」でも始めるのかの如く、終末的ですらある圧倒的なパワーと外見が特徴です。スウェーデン語で「君臨する」という意味のレゲーラは、北欧から送りこまれたまさに公道のオーバーロード。V8・5Lツインターボエンジンにモーターが3つ組み合わさったハイブリッド仕様で、合計出力は1500馬力・1.11MW(メガワット)とまさにメガ・カー。同じく出力1500馬力の『ブガッティ・シロン』と比較しても、車重が300kg以上軽いことを考えれば恐らくこの『レゲーラ』が量産車両としては最高峰に位置することは間違いないでしょう。
今回は実際に完成し、地球に存在する全ての量産型レゲーラ2台が公開。クリアグリーンとアップルレッドの車体で、もちろん塗装の上からでもハッキリとカーボン層を確認することが出来き、如何に軽量化にこだわっているかを実感できます。
ブガッティ・シロンと比べると、全体のシルエットはなんとなく同じベクトルであると視認できるも、明らかにこちらのレゲーラの方がコンパクトです。
『アゲーラRS”グリフォン”』
他方、レゲーラ以外の車種も展示されていました。
2011年に「0-300km/h加速が世界で最も早い車」としてギネス記録を更新した伝説的モデル『アゲーラ』の最後の生産車”グリフォン“。理論上の最高時速は440km/hという公道車としては神の領域に達しつつある破滅的に速いマシンです。
V8・5Lツインターボエンジンを搭載し、馬力は1360HPに達します。
ボディの各所に引かれる金のラインは、24金。つまり純金のデコレーションを全身に纏った超ゴージャスなワンオフモデルでもあるのです。
Zenvo 『TS1 GT』
『Zenvo TS1 GT』は10周年記念モデルを発表。Zenvo(ゼンヴォ)はデンマークのスーパーカー専門のメーカーで、『TS1 GT』の5.8リッターV8ツインスーパーチャージャーは1163馬力を生み出し、最高速度は時速400km/hを越えるという文字通りのスーパーカー。公道最速クラスであるのはは間違いないでしょう。
マクラーレン『720S』
マクラーレンの「スーパーシリーズ」の最新型となるこの『720S』は会場でも特に注目度が高かった車の一つです。新型の4Lエンジンは最高720馬力を生み出し、0-100km/h加速も2.9秒となっています。
ASTON MARTIN
AM-RB 001″ヴァルキリー”
アストンマーチンとレッドブルが共同開発した、アストンマーチンの新しいモンスターマシンがこの『ヴァルキリー』です。「ヴァンテージ」や「ヴァンキッシュ」といった歴代のアストンマーチン車輌と同様、「V」の名前を戴くこの全く新しいマシンは間違いなく最強のアストンマーチンになるでしょう。
パワートレインは6.5L・V12エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドで、合計最高出力はおよそ1000PSに達します。
価格は300万ドル(約3億6千万円)と別次元のものになっており、アストンマーチン史上でも突出した存在となることは間違いないです。「ヴァルキリー」といえば北欧神話において戦場に現れる女神として有名。まさに「神」の名を冠するに相応しい存在感を放っていました。
アストンマーチン DB11 Q by アストンマーティン
アストンマーチンのオーダーメイド部門「Q by Aston Martin」によるカスタマイズされたDB11「DB11 Q by Aston Martin」は、アストンマーチンブース内部の外部からシャットアウトされた静かな空間で展示されていました。
この特別なDB11はZaffre Blueでペイントされ、スポイラーやディフューザー、ミラーなど車体のあらゆる箇所がカーボンに変更された凄まじいカスタム具合のスーパーカーです。
部屋の周囲にはカスタマイズ用の色見本なども展示されており、オーダーメイドによる「自分だけのDB11」を作る喜びが強調されていました。
RUF CTR 2017
CGモデリング集のようなスーパーカーの只中において、非常に懐かしい感じのするポルシェが展示されていました。クラシックポルシェのチューニングマシン『RUF CTR 2017』です。ポルシェ930型の外見ながら、中身は周辺のモンスターマシンにも劣らぬ超高性能車輌。
エンジンは3.6L・V6ツインターボを搭載し、馬力は610HPとかなりのもの。カーボンを多用することで車重はなんと1200kgで、最高速度は360km/hとなっています。
メルセデス-AMG GTコンセプト
V8エンジンと高性能モーターのハイブリッド型AMGコンセプトです。合計出力は800馬力に達し、0-100km/h加速も3秒以下と超高速。
Artega『Scalo Superelletra』
2008年に設立されたドイツのArtega社は『Scalo Superelletra』をデビューさせました。EVスーパーカーとなるこの車は、0-100km/hが2.7秒という凄まじい加速性能を有し、パワーは1006馬力に達するとのことです。興味深いことに、CEOのKlaus Frers氏の曽曽曽祖父はなんと1835年に初めて電気自動車を開発した人物だったそうです。
ピニンファリーナ『H600』
イタリア最大のカロッツェリアとして有名なピニンファリーナは、独自のハイブリッドセダン『H600』を世界初公開。ラグジュアリーな外見とは裏腹に、0-100km/h加速は3秒と素晴らしい性能を両立しています。またドアは観音開きになるなど、ピニンファリーナらしい独自のスタイルが貫かれています。
また、ゲーム『グランツーリスモ』と連動した企画でお馴染み『VISION GRAN TURISMO』から『FITTIPALDI EF7』も展示されていました。
ブガッティ『シロン』
2016年2月に情報解禁されたブガッティ・シロン。W型16気筒8Lクワッドターボという狂気じみたエンジンを搭載し、1500馬力という神をも恐れぬ程のパワーを発揮する最強の市販車ですが、今年のジュネーブでも大きな注目を集めていました。
(※画像が全て見れない方はコチラ)
【動画】もはや神々の集い…… 超高性能マシンが一挙公開【ジュネーブモーターショー2017】
http://getnews.jp/archives/1659170[リンク]
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