東京・中野ブロードウェイにショップを構え、シーズンのたびにデザイナーのりむさん独特の感性が光るコレクションを展開しているブランド『pays des fees』(ペイデフェ)。2017年の春夏コレクションは、ポルトガル語で「楽園」を意味する「ハライソ」と題し、ビビッドなデザインのアイテムを発表しています。
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「ストーリーというよりも、世界観の質感、より気持ちや感覚的なものから作っていきました」とりむさんが語る今回のコレクション。どこか特定の国ということではなく、「とにかくプリミティブな多幸感を出したかった」(りむさん)といいます。
ビビッドなカラーの土偶をプリントされたスカートはインパクト満点。呪術的なアイコンを敢えて配置することで、より「幸せ」を呼ぶように、という願いが込められています。
土偶ブルゾンと、ジグザグストライブタイトスカートの組み合わせ。「セットアップで着ないでも、お手持ちの服と組み合わせても意外と合いやすいと思います。着こなしを楽しんで欲しいですね」とりむさん。
ティアマートが2体刺繍されているのが印象的なブラウスと、キュロットのセットアップ。ブラウスの素材は絹で、刺繍は2015-2016コレクション「キメラ」の時と同じシリアの刺繍職人の手によるもの。「シリアには年に一回は仕事をお願いしたいと考えているんです」とりむさんはそのこだわりを話してくれました。
チリのセルクナム族をイメージした、血の色のシャツに、描き下ろしの絵画がプリントされたスカート。とりわけスカートは裾の透明感がステキ。
また、ベルトはインドのファーティマの手がビーズであしらわれたベルトは細密で、幸福感を増幅させてくれそうなアイコンだというところがポイントになっています。
セルクナムのワンピースも一着でもインパクト十分。涼やかさもありつつ、ビビットなカラーや仮面のプリントがあって、軽やかに着こなしたいところ。
「これを着てiPhoneを見ずに外に出て行って欲しいですね。今は情報を着ているような状態だから、肌触りや感触を楽しんで着てもらえるとうれしいです」というりむさん。よりプリミティブに服のテーマや素材感を楽しんでいく、ということが「楽園」に入っていくための秘訣になりそうです。
これまでのコレクションとはまた違った切り口を見せてくれた『ペイデフェ』の「ハライソ」。着るだけでアッパーになれそうなコレクションですが、現在各地で受注会が行われているほか、メールでも予約受付しているので、詳しく知りたいという人はブログのチェックを!
また、2017年4月2日~6日まで、ポップアップショップをラフォーレ原宿2Fでオープン予定とのことなので、気になる人はぜひ足を運んでみてください。
pays des fees official (ブログ)
http://ameblo.jp/pays-des-fees/ [リンク]
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