飛行時間を聞いただけでお尻が痛くなりそうな話だ。中東のカタール航空が6日、現行の世界最長となる新路線を就航させた。カタールのドーハとニュージーランドのオークランドを結ぶ直行便で、距離は1万4535km、飛行時間は17時間30分。これまで最長だったエミレーツ航空のドバイ~オークランド線を約600km上回り、世界最長路線となった。使用機材は、民間機としては世界最長の航続距離記録を持つ『ボーイング777-200LR』で、ビジネス42席、エコノミー217席の編成で毎日運行される。
6日にオークランドに到着した記念すべき第1便にはカタール航空のアクバル・アル・ベイカーCEOが搭乗し、現地で貿易・国有企業大臣のホン・トッド・マクレー氏も出席して歓迎式典が行われた。
中東産油諸国の国策企業であるエミレーツ航空(ドバイ)、エティハド航空(アブダビ)、カタール航空(ドーハ)は、国から様々な便宜(燃料を無償で提供されているとの疑惑も)を受けながら新路線を開拓。ここ数年は燃費の良い最新機体を大量に購入し、世界各地に超長距離の直行便を飛ばしてシェアを拡大してきた。しかし、欧米のメガキャリアは以前から湾岸航空会社に対して新たな規制をかけるように働きかけを強めており、“アメリカファースト”なトランプ大統領が就任したことで、今後の空の勢力争いに注目が集まっている。
画像とソース:『flightradar24』より引用
https://blog.flightradar24.com/blog/qatar-airways-inaugurates-the-longest-route-in-the-world/[リンク]
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