先日、ガジェット通信では
『ど根性ガエルの娘』の最新話がスゴすぎて絶句 「知られざる家族の再生物語」の連載スタートから1年半……
http://getnews.jp/archives/1604885[リンク]
という記事をお伝えした。
「平面ガエルのピョン吉さまは~♪」の主題歌で知られるアニメでもおなじみ、吉沢やすみ先生の『ど根性ガエル』。2015年夏にはドラマ化され、同時期に娘の大月悠祐子さんによる『ど根性ガエルの娘』という連載もスタートした。
かつて大ヒットをとばしたものの創作活動に行き詰まり、ギャンブルに依存するなどして荒れる吉沢先生と、娘である大月さん、妻や弟といった家族の「感動の一家再生物語」をうたってスタートした連載。第一話では十数年前の吉沢先生との修羅場と、今現在の吉沢先生や夫(漫画家の大井昌和さん)を交えた、ほのぼのとした生活を対比させる形で描いていた。
過去、荒れた時期もあったけど、現在は「感動の一家再生」を果たして皆幸せに暮らしてらっしゃるものだとばかり思っていたのだが……。
アスキーから白泉社の『ヤングアニマル Densi』に場所を移し連載が続いていたこの作品、1月20日に最新の15話が公開されると、ネット上で話題騒然となる。ネタバレになってしまうので詳細は避けるが、個人的には『ひぐらしのなく頃に』の初プレイ時に「嘘だッ!!」が来たときのような衝撃を受けたのであります。
反響は凄まじく、1月21日と22日で掲載サイトは30万アクセスを突破し、サーバが飛んでしまうという事態に。今回、それを受けて現在電子書籍で販売している1・2巻を2月17日に紙でも刊行することが決定。
この発刊スケジュールも、出版関係者がSNS等でそれこそ「嘘だッ!!」と言及するくらいスゴイもののようだが、この機会にチェックしてみてはいかがだろうか。
YOUNG ANIMAL COMICS
大月悠祐子『ど根性ガエルの娘』1・2巻
各巻 B6判・定価:本体600円+税
2017年2月17日発売白泉社刊