今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
■ググるなカス
「ググレカスがボクから奪ってしまったもの」という記事がどこかに上がっていた。つまり人に尋ねる楽しさが奪われたということらしい。
正直俺も、判で押したような定型文の情報がやり取りされる昨今のインターネットにうんざりしている。情報の完璧さ・正確さだけを求めるコミュニケーションになんの価値があるのか?と。
以前、俺は夢の中でGoogleを使いたいのに使えず難儀したというエントリを書いた。たぶん夢の中でトイレに行きたくなってもトイレが見つからないのと同じ理由だろう。
* * *
そこで、「Googleがない世界」というSNSはどうだろう。そこではGoogle検索を使ってはいけない。というか他のサイトを見てはいけない。紙の本も見てはいけない。全て自分の記憶だけで、質問に答えなければならない。
ーーー たしかアメリカかカナダで、人口が1万人ぐらいかそれ以上の都市で、なんとかって人が、こんなことをいってたはず。たしかこんなようなことを、なんかの本で読んだ記憶が…。それって○○のことじゃない?あ、そうそう、それそれ。
みたいな、実にゆるい答えになるのだ。なんと人間らしい会話だろう。インターネット以前の世界が帰ってきたかのようだ。タイプミスや僅かな間違いなどどうでもいいのだ。
それどころかとんでもない根本的な勘違いをしたまま、得意げに答えてしまう人もいるだろう。そしてみんな内心「それって、なんかおかしくね?」と思いつつも、自信がなくて聞き流すのだ。
* * *
さあ、行こう、自分の大脳だけが頼りの世界へ…。ある意味無人島のサバイバル。現代のサバイバル生活とは、衣食住のない世界ではない。インターネットがない世界こそが、21世紀の無人島生活なのだ。
さすがにインターネット上でインターネットのない世界は作れないので、他のサイトを閲覧しないという縛りで我慢する。
* * *
いま、伝説の勇者が旅立つ。失われたインターネットを再起動するために。その鍵をもつ7人の賢者を探しだすために。
「WWWへのアクセス権を持つ7人」 2010年07月31日 『ギズモード・ジャパン』http://www.gizmodo.jp/2010/07/seven-people-have-been-entrusted-with-the-keys-to-the-internet.html
とある村、そこは不思議な村だった。通信回線はもちろん電気がないのだ。ようやく探し当てた4人目の賢者。しかし彼の対応は冷たかった。「ああ?インターネットを復活させたい?」「帰ってくれ!」「あんなものは、ないほうがいいんじゃよ」「人間はこうやって自然のままに生きるのが一番なんじゃ」
執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
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