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「あかぎれ・ささくれ・かかと割れ」対策商品のCMはどこまで痛そうになっていくのか

2017/01/16 18:00 投稿

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真冬である。寒いだけでも嫌なのに、肌の乾燥が天井知らず。カサカサはもちろん、粉ふき、ささくれ、角質のひび割れと、特に女性は様々な傷みに悩まされていることだろう。

そこで便利になってくるのが、「あかぎれ」「ささくれ」「かかと割れ」「ぱっくり割れ」に効くとされる医薬品たち。傷に塗り込み癒したり、水がしみるのを防ぐ軟膏タイプのものがメインで、筆者も子供の頃、母親が炊事の後にヌリヌリしているのをよく見ていた。

そんな家庭の救世主とも言える商品たち、しかしながら「CMが痛そうすぎる!」のである。

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まずは、素敵商品名を考えさせたら右に出るものはいない小林製薬の「サカムケア」。「ヒビ、あかぎれが、しみる〜!」と辛そうな奥様。「サカムケア」を使えば、

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水、レモン汁、塩、しょうゆ、キムチだって「しみな〜い!」という事なのだが、そのキュウリの塩もみや、唐揚げの下味つけの描写が実にリアリティで、サカムケアで治っている手でやっているのだと分かっていても「痛い痛い……! しみる〜!」とこちらの背筋がキュッとしてしまう。

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続いて、かゆみ・虫さされにおなじみのムヒより「ヒビケア」。「パックリ割は繰り返す」という言葉と不穏なBGM。「もう、ちゃんと治したい……!」という女優さんの渾身の悲痛な表情は、「ああ……痛い痛い、パックリ割れ……」と我々の目をとらえて離さない。「ヒビケア」で治った後の晴れやかな彼女も最後に登場するが、それより何より「痛そうだ」という事が印象的なCMだ。

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最後に、筆者が最もオススメしたい(最も痛がっている)CMが同じくムヒの「ヒビケアFT」という商品の1本である。ストッキングをいそいそと履き、自身のかかとのささくれによって、ビリリッと破いてしまう女性。この時のビリリ音が非常に恐ろしい。

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カッチカチになったかかとのアップ。

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医師が「このかかと、実はささくれ割れ。繊維がひっかかると、めくれて……」と実際にめくれさせて解説。「痛い!」と女性。何とも鬼畜な医師である。このCM全体を通して恐怖を煽るピアノの演奏がかなり効果的で、観る度に「ヒエ〜、やめてくれ〜」と震え上がってしまう(でもなぜかまた観たくなる)。

Twitter上でも、

・ささくれのCM本当に痛すぎ
・指のぱっくり割とかささくれとか「いたいーーーー」ってなって直視できない
・観る度毎回ウッとなる
・冬のささくれのCMはヤバい

と、多くの人が怯えている様子。筆者は個人的にいつも思うのだが、これらのCMのスタッフさん達は「よおし、ここをこう表現すればもっと痛そうになるぞ」「ビリリッの音のリアリティが足りない! こんなんじゃだめだ」などと、日々切磋琢磨しているのだろうか? だとしたら、ささくれ・パックリ・しみる〜! も良いがJホラーにその技術を活かしてみるのはいかがだろうか。

※画像は「ササムケア」http://www.kobayashi.co.jp/enjoy/ch/
「ヒビケア」http://www.ikedamohando.co.jp/cm/hibicare.html
「ヒビケアFT」http://www.ikedamohando.co.jp/cm/hibicare_ft.html より引用。

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