一般人にとっては形骸化したように見えるレコード大賞でも、スポンサーにとっては違う。何か資金投入する根拠が必要なこのご時世、賞はないよりあった方が断然有利だ。そしてスポンサーがつくということは目に触れる機会が増えるということ。まともに上を目指すあらゆるミュージシャンの機会を金で奪っている。

それにしてもレコード大賞がまともじゃないのなんて知ってたしどうでもいい、とtwitter上などでわざわざ無関心を表明する人の多いこと。
政治家が腐ってるのも、医師会が腐ってるのも、弁護士会が腐ってるのも、教育委員会が腐ってるのも、知っているならどうでもいいのだろうか。しかも知っているというのも、具体的に何を知っているわけではない場合がほとんど。
義憤に駆られろとは全く思わんが、本当にどうでもいいなら黙っていることだ。無関心であることをわざわざ表明することが、あらゆる腐敗への「声援」であると知ってもなお、熱くなるのはダサいとか、動じない自分カッコイイだとか、そういうアピールのために無関心を表明するのだろうか。
まあもちろん、苦し紛れに話を流そうとしているだけのファンもいるのだろうけど。