ジェイク・ギレンホールとキャリー・マリガンは、ジューン・ピクチャーズが配給し、ポール・ダノが監督と脚本を手掛ける映画『Wildlife(原題)』に出演する。俳優であるダノの監督デビュー作となる。
『Wildlife(原題)』は、米国の作家リチャード・フォードの同名小説を映画化するもので、母親が新しい男を見つけ、両親の結婚生活が崩壊するところを目の当たりにする、ひとりの少年を描いたストーリーだ。
ジューン・ピクチャーズのアンドリュー・ダンカンとアレックス・サックスは、「ポールには、生まれながらにして物を書く才能があります。私たちは、ポールと、彼の作る物語の中に洗練された視点をもたらす、素晴らしい俳優たちとのコラボレーションに興奮しています」とコメントした。
ダンカンとサックスはジューン・ピクチャーズを通じて、ギレンホールとリーヴァ・マーカーはナイン・ストーリーズを通じて、それぞれプロデュースを担当する。また、オーレン・ムーヴァーマン、アン・ロアク、ダノもプロデューサーに名を連ねる。ゾーイ・カザンとエディー・ヴァイスマンは、エグゼクティブ・プロデュースを手掛ける。WMEグローバルは、同作の米国内での権利を管理する。
脚本は、ダノとカザンが共同で執筆する。
「私はリチャードの本の中に自分自身を見、また大勢の人を見ました。私はいつも映画作品を作りたいと思ってきたのですが、特に家族に関する作品を作りたいと、つねづね考えていました」と、ダノは語った。そして、「キャリーやジェイクのように、道を切り開いてくれる素晴らしい協力者を得ることができ、これ以上の幸せはありません」とコメントした。
『Wildlife(原題)』は、マリガンとギレンホールが初めてスクリーンを共有する作品としても注目を集めている。
ギレンホールの最新出演作は、トロント国際映画祭でプレミア上映された映画『Nocturnal Animals(原題)』であり、現在は、スカイダンスの映画『Life(原題)』の撮影に入っている。また彼は、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督の映画『Sronger(原題)』に主演するとともに、ナイン・ストーリーズを通じてプロデュースも手掛ける。
マリガンが最後に出演した作品は、2015年の映画『未来を花束にして』だ。また、彼女は最近、ジェイソン・クラークと共演する映画『Mudbound(原題)』の撮影を終えた。
マリガンとギレンホールは、WMEを代理人としている。
また、マリガンはジュリアン・ベルフレージュ・アソシエイツ、ジフレン・ブリッテナムとも代理人契約を結んでいる。ギレンホールはカルロス・グッドマン、ブルーム・ハーゴットと代理人契約を結んでいる。