それとなく続いている“ガジェ通秋葉原制覇”ですが、ぶっちゃけ食レポですのでマンネリ感は否めません。
筆者(YELLOW)としても薄々勘付いてはいるのですが、いかんせん“秋葉原ありき”の企画ですので色々な縛りがあります。
しかし!
このまま下降線を辿る筆者ではありませんので、一念発起してネタに走ってみました。
秋葉原でホットドッグなら『Cafe MOCO』一択である!
というわけで、前回は『Cafe MOCO』の名物『チーズドッグ』を食べた筆者ですが、とりあえず記事的にはヒットしませんでした!(反省はしていない)
ある意味、想定の範囲内と言えばそれまでですが、とりあえず『Cafe MOCO』の良さを一般世間ピープルに知らしめたいので、リベンジしてみた次第です。
と、なると『ビッグドッグ』(1100円)とかグラフィック的にイケると思うのですが、残念ながら本日は3食目ですので胃袋的に余裕がありません。
『NATTO BACON』を所望する!
「ボリューム的なモノが無理なら、中身で勝負したらいいじゃない。」
そう思った筆者はメニューの中でも一番尖った『NATTO BACON』(以下納豆ベーコン)をオーダーしてみました。
多分、コレが一番面白い奴だと思います。
基本的に『Cafe MOCO』はホットドッグなのにヘヴィーなメニューが多いので、ドリンク類は必須かと思われます。
ちょっとお腹いっぱいなので炭酸系は避けて、一番無難かつオールマイティー&ローカロリーなアイスコーヒーとのセットにしてみました。
値段は軽く忘れましたが『納豆ベーコン』とアイスコーヒーのセットで850円だったと思います。
レジで注文し会計を済ませ、まずはセットのアイスコーヒーを持って席に行きます。
この時、溢れんばかりのドリンクを運ぶと言う“地味な裏ミッション”が発生するので御了承下さい。
『納豆ベーコン』を食す!!
しばらくすると『納豆ベーコン』が運ばれて来ました。ビジュアル的にはゴージャスな感じで、なかなかではないでしょうか?
ちなみに『Cafe MOCO』のホットドッグはちょっと良いパンを香ばしく焼いているので非常に美味しいのです。
ネタに走りながらも料理としての美味しさは追求する方向の筆者ですので、ここら辺は大事なポイントです。
ベーコン何処行った?
さして下調べもせずに言葉の響きだけで『納豆ベーコン』をオーダーした筆者ですが、とりあえず……ベーコン無くね?
いわゆる“ベーコンレタスサンド(BLT)”的な『納豆ベーコン』(NTB)を期待したいたのですが、肝心のベーコンが見当たりません。
刻まれて納豆と一緒に入っている様子もなく、その所在は不明のままです……。
まさかの調理ミスかと思った筆者に焦りが生まれ、もはや記事にするどころの話じゃないって感じですが、安心して下さい。
「ちゃんと入ってますよ!」
ベーコンはレタスの下に隠れていました。さあ、祭りの始まりです。
圧倒的な納豆感がキテる『納豆ベーコン』
まずパンに納豆というエキセントリックな組み合わせは、筆者的には小一時間問い詰める必要性がある案件ですが、客観的に見た場合“米がパンになった”と思えばギリ許せる予感もします。
とは言え、どう考えても外人が食べるには敷居が高く、ほぼほぼ日本人しか食べられないホットドッグというのは如何なモノかと存じます。
実際に食べてみると……納豆と玉葱の相性云々よりも圧倒的な納豆感に悩まされる筆者です。
さらに!
この期に及んで大事な事を言うか言わないかチョイチョイ悩むのですが、あえて言おう!
「自分、納豆駄目なんDeath!」
何故、このメニューをチョイスしたのか15分前の自分を小一時間問い詰めたい衝動……あると思います。
今までで一番辛い戦いが始まった……。
「納豆嫌いだけど、どうせ言うほど納豆なんか入ってないだろ常識的に考えてw」
と舐めていたら、全開バリバリに納豆が詰まっているパターンです。
まず納豆のニオイが香ばしいパンの香りを台無しにしていて、なんでパンと納豆を合わせたのかという疑問が沸き上がって来ます。
あと納豆ですので糸を引きます。
御飯と納豆であれば箸でどうとでもヤレるのですが、ホットドッグというスタイルでは、かぶりつく度にネバーっとしてしまいます。
「なんでオシャレなカフェで俺だけネバネバになってるのか?」
幸いにもボッチプレイ中なのでダメージは少な目ですが、周囲に女子高生等が居た場合
「あの人、メッチャ粘っててウケるんですけどwww」
みたいな展開になる可能性は否めません……。いや、コレは俺が悪いんじゃないんだよって説明したいと思っても、ネバネバしたオッサンの言葉が届くとは思えません。
しかも!
当初はボリューム少な目と思われた納豆ですが、案の定“納豆1パック使用”みたいな感じです。
確かにパックの納豆を中途半端に残しても勿体ないので、全部入れるのがオペレーション的には正解な予感ですが、明らかにパンと納豆のボリュームバランスが悪いと感じるのは筆者だけでしょうか?
一応、シャレオツな感じでレタスがありますが、ほぼほぼレタスの効果は皆無です。
いや……これは納豆好きには堪らない“フェイバリットメニュー”な可能性は否定しませんが、納豆嫌いには生き地獄でしかありません。
「ヤヴァイ……心が折れそう……。」
納豆の何が嫌いって、あのニオイですよ! もはやホットドッグとかパンとかそういう次元じゃありません。納豆と僕の個人的な確執です。
正直、今回ばかりは試合を放棄しようと思ったのですが、ここで納豆の良いところをひとつだけ思い出しました。
「納豆は筋肉にええで!」
記事の為にこれ以上食べ進むのは無理ですが筋肉の為なら頑張れる予感です(筋肉は人を裏切らない)。
良質なタンパク質を摂取する為の苦行と思えば、なんとなく乗り切れると思います。はい。
正直、紙ナプキンが大量に欲しい件
食べているとネバりまくるので、とりあえず初期装備の“おしぼり”を使って口をぬぐってみますが、ほぼ1回の使用で再使用不可となるので、何かしらの対策が必要かと存じます。
とりあえずハンカチを使ってみたものの……“俺のハンカチどうしてくれんねん感”は否めません。
と、様々な困難を乗り越えて『納豆ベーコン』を食べ終わった後が、こんな感じです。
「どうして、こうなった?」
ホットドッグを食べた後とは思えない悲惨な光景が目の前に広がっています……。
この後、ポテトチップ&納豆と言うエクストリームな組み合わせを堪能し、アイスコーヒーで口直しをしますが、あえて言おう!
「納豆にコーヒーは全然合わない!」
そう言えばベーコンも入っていたのですが、そのベーコン感すら打ち消す納豆の威力は半端ないと痛感した筆者です。
この日の出来事は2016年で一番辛かった想い出として、筆者の記憶に永遠に刻まれるでしょう……。
『納豆ベーコン』 総評
まず納豆嫌いの筆者がレビューするのはどうなのって話ですが、味の方は悪くないと思います。恐らくは納豆に付属しているタレが隠し味になり、玉葱とイイ感じにまとまった感はあります。
それがパンと合うかは別にして、納豆好きには堪らない味にまとまっている事はアピールしておきたいですね。
強いて言うなら、デートの時に食べるのはNG、友達と居る時も『納豆ベーコン』はオススメ出来ません。
どう頑張っても美しく食べる事は不可能なので、貴方のイメージを大幅に損ねるリスクがある事は覚えておきましょう。
それでは、是非とも納豆好きな人達は『Cafe MOCO』の『納豆ベーコン』を試してみて下さい。納豆が好きならハマる味だと思いますよ。
『Cafe MOCO』
住所:東京都千代田区外神田1-12-2 志村無線ビル1F
営業時間 11:30~20:00
定休日:不定休
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか