9月15日から18日にかけて幕張メッセで開催中の『東京ゲームショウ2016』。MSIは、HTC製のVRシステム『Vive』と組み合わせた使用を想定した、背中に背負って使用するバックパックパソコン(PC)の『VR One』を出展しています。
『Vive』は、本体の窪んだ部分にセンサを搭載し、部屋にスタンドで立てて使う“ベースステーション”が照射するLED光を感知することで、空間中の位置検出ができるVRシステム。これにより、VR空間を歩き回るなど自由度が高いVR体験が可能になる“ルームスケールVR”を実現しています。
ヘッドセットを装着して部屋を歩き回るとなると、PCからヘッドセットに接続するケーブルが若干、邪魔になります。そこで、バッテリー駆動するPCを背負ってヘッドセットをつないでしまおう、というのが『VR One』のコンセプトです。
『Intel Core i7』プロセッサーと、グラフィックスカードに『NVIDIA GTX 1070』を搭載します。9センチのブレードファン2枚と9本のヒートパイプにより冷却し、側面上部から排気する仕組み。本体下部に2つのバッテリーを搭載し、1.5時間以上の連続動作が可能。2つのバッテリーパックを装着した全体の重さは約3.6kg。筆者も背負ってみましたが、厚さもなく、VRコンテンツを長時間、快適にプレイできそうな印象を持ちました。
上部には『Vive』の接続に適したインタフェースが充実。HDMIポート1基、Mini DisplayPort1基、USB Type-C互換のThunderbolt 3ポート1基、USB 3.0ポート4基を搭載しています。
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