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2016年9月2日に発生したフィリピンのミンダナオ島ダバオ市における爆弾テロは、容疑者が荷物の置き忘れを装っていたとされていることが取材により明らかになった。

当地での取材によると、ダバオ市のロハス通りにあるマッサージ店が多く集まるナイトマーケットで、マッサージ店の顧客として入店した容疑者が荷物の置き忘れを装った模様。
店員や他の客が荷物の置き忘れを指摘して呼び止めたが、聞かずにそのまま立ち去ったという。また容疑者が立ち去った後に荷物が爆発したとされている。

現地警察当局の発表では女性二人と男性一人が犯行に関わったとされている荷物の置き忘れを装ったのがその全員であるか、一部であるかは判明していない。
ただ、フィリピン南部のミンダナオ島はカトリック教徒が多いフィリピンにおいてイスラム教徒が多く住む地域として知られているが、当地セブにおいては安全とされ特に街中で変わった様子は見られていない。
建造物入り口でのセキュリティチェックは普段通り行われ、金属探知機と荷物検査があるものの、これらは常時行われているものと差異はなく、特段の厳戒態勢というわけでもない。

また、セブ市民も特に変わった様子はなく取材に対して「ミンダナオの一部は危険だけど、セブやマニラはsafty zone(安全な地域)だ」と語り、注意はしても普段と生活環境が変わることはないとしている。
日本の外務省が在留邦人または旅行者向けに発出している文書によると、多くの人が集まる場所での注意や政府や軍、あるいは警察機関の建物に近づかないように注意が喚起されている。

※写真は事件を伝える9月5日付『日刊まにら新聞』

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(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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