先日、ガジェット通信では
疑惑噴出のNHKニュース『子どもの貧困』に片山さつき議員「NHKに説明をもとめます」
http://getnews.jp/archives/1508923[リンク]
という記事をお伝えした。
8月18日に、NHKニュースが「子どもの貧困」について取り上げたが、番組に出演した女子学生について「貧困にある」と言えるのかどうかなど、ネット上でさまざまな意見が交わされる。
自民党の片山さつき参議院議員(@katayama_s)にもいろいろと情報・意見が寄せられたようで、片山議員は8月20日に
追加の情報とご意見多数頂きましたので、週明けにNHKに説明をもとめ、皆さんにフィードバックさせて頂きます! https://t.co/YsAqNvEPOP
— 片山さつき (@katayama_s) 2016年8月20日
追加の情報とご意見多数頂きましたので、週明けにNHKに説明をもとめ、皆さんにフィードバックさせて頂きます!
とツイートを行った。
そして8月23日、片山議員は
本日NHKから、18日7時のニュース子どもの貧困関連報道について説明をお聞きしました。NHKの公表ご了解の点は「本件を貧困の典型例として取り上げたのではなく、経済的理由で進学を諦めなくてはいけないということを女子高生本人が実名と顔を出して語ったことが伝えたかった。」だそうです。
— 片山さつき (@katayama_s) 2016年8月23日
本日NHKから、18日7時のニュース子どもの貧困関連報道について説明をお聞きしました。NHKの公表ご了解の点は「本件を貧困の典型例として取り上げ たのではなく、経済的理由で進学を諦めなくてはいけないということを女子高生本人が実名と顔を出して語ったことが伝えたかった。」だそうです。
とツイート。これに対し、
「では、そんな個人的なことを公共放送を使ったというわけですな。報道の本文とかけ離れておりますな。しかも、このか弱き女子生徒に責任を押しつけるとはNHKは許せません。」
「ありがとうございます。 記者との関連性も気になります。 個人的な政治目的を達成するため、公営放送を利用、さしたる取材もなく子供を道具にしたのであれば大問題です。」
「という事は『あの女子高生本人は、いわゆる貧困ではない』とNHKは言ってるのでしょうか? しかし実際の番組内では、あきらかに『子供の貧困の典型例』としか思えない扱いでしたが つまりNHKがヤラセを認めた?」
「NHKが片山さつき参議院議員にだけ『あの女子高生は貧困の典型例ではない』と言い訳したとしたら
・一般向けのメール回答では『厳しい経済状態』と言ってるが?
・あの生徒が貧困でないとしたら、なぜあのコーナーで取りあげた?
・多くの虚偽に未回答 等、新たな疑問が」
「NHKは『経済的理由で進学を諦めてはいけないとして報道した』と言ってるようですが、放送内容には事実と異なる点が数々あるのと、視聴者をミスリードする解説が含まれているのが問題です。子供の貧困を訴えるものだとしても虚偽の事実に基づく報道はやらせであると思います」
といった返信が寄せられていた。今回のNHKの説明に関して、納得いっていない『Twitter』ユーザーが多いようである。
一方で、『日刊ゲンダイ』は8月23日に
貧困JK騒動に便乗 懲りない片山さつき氏のスタンドプレー
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/188312[リンク]
という記事を掲載し、今回の片山議員の一連の行動を批判。記事は
スタンドプレーにみなうんざりしている。
と結んでいる。正直なところ、「スタンドプレー」との批判はあるかもしれないが、「みんな」がうんざりしているかどうかは疑問が残る。とはいえ、一連の『Twitter』ユーザーの返信にあるように、片山議員にはもう少し今回のさまざまな疑問に関してNHKに突っ込んで欲しかった、といったところであろうか。今後の片山議員のブログ等にも注目したい。
※画像は『Twitter』より引用