ニコール・パールマンとアレックス・ハーシュが、実写版映画『ポケモン』の脚本を手掛ける交渉中だ。同作は、ゲーム『名探偵ピカチュウ ~新コンビ誕生~』をもとに、レジェンダリーが製作する。
このニュースの以前には、7月初めに同社が『ポケモン』シリーズの映画化権を獲得したとの発表があった。契約が交わされたのは、スマートフォンアプリ『ポケモンGO』が米国で配信された2週間後のこと。同ゲームアプリは世界的な現象となり、共同所有者である任天堂の株価が25%上昇した。拡張現実を用いたこのゲームでは、プレイヤーがポケモンのモンスターを捕まえたり、バトルをしたり、トレーニングを行う。
大人気となった『ポケモンGO』は、ポケットモンスターによるポップカルチャー意識を再燃させた。『ポケモン』は1996年に日本で登場し、全世界で2億7900本のビデオゲームと、世界74か国で215億枚のカードが販売され、アニメシリーズは実に19シーズンに及んでいる。
レジェンダリーが手掛けてきた他の作品と同様に、米ユニバーサル・ピクチャーズが日本以外の国の配給を手掛ける。
株式会社ポケモンが長らく映画化で一緒に手掛けてきた東宝は、映画『ゴジラ』シリーズのリブート版でレジェンダリーとパートナーを組んだように、日本での配給を手掛ける。
パールマンは、マーベルのライターズ・ルームで経験を積み、映画『マイティ・ソー』や映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』といった人気コミック原作の映画脚本を手掛けた。現在、映画『Captain Marvel(原題)』の脚本を、映画『インサイド・ヘッド』の脚本を手掛けたメグ・レフォーヴと共に手掛けている。また、チーム・ダウニーと共に映画『シャーロック・ホームズ』の3作目を執筆中にある。
パールマンは、CAA、マネジメント360と代理人契約を結んでいる。
ハーシュは、米ウォルト・ディズニー・カンパニーのカルト人気テレビ『怪奇ゾーン グラビティフォールズ』の脚本を手掛けた。ハーシュは、UTAとモリス・ヨーン・バーンズ・レヴィーン・エンターテイメント法律事務所のジャレド・レヴィーンと代理人契約を結んでいる。