8月14日(日)の北海道公演を皮切りに8月25日(木)の大坂公演まで全国8都市で開催されるエステー主催の“2万人の鼓動TOURS ミュージカル「赤毛のアン」”。
昨年の公演を取材し、今年のオーディションの模様も動画で公開したところ総再生時間が5000分にもおよび、見たい人だけではなく「出たい人」にも相当な関心があることが伺える。
そこで、記者は公演前の合同合宿を取材したので、その模様をレポートする。
※参考記事(昨年の公演)
笑いあり!涙あり!感動あり! 2万人の鼓動 TOURS ミュージカル『赤毛のアン』観覧レポート
http://getnews.jp/archives/1097954 [リンク]
まずは、今年4月に行われたオーディションの模様を動画でお伝えしよう。
■赤毛のアン2016オーディション
https://youtu.be/q3NaiT_7RiY
審査はダンス審査を行い、これに合格したものだけが次の歌唱審査に進むことができる。
歌唱審査で唯一動画を収録していた寺嶋あやめさん(20)が、合格していた。彼女は大学生。
以前にオーディションを受けた経験があり、その際には歌唱審査で涙をのんだそうだ。
しかし、今回3度目の正直で審査を通過し、オーディション終了後に「ホッとしている」と正直な感想を語ってくれた。
さて、各地でオーディションを行い合格者は全国で出演できる者と、地方公演だけで出演できる者とに別れそれぞれの地方で練習を行う。
しかし、ミュージカルである以上は、全国出演者やレギュラー主演者と合わせなければミュージカルそのものが成立しない。
そこで、夏休み期間中にブロックごとに東京に集合して合同合宿を行う。
その模様を取材した。
オーディションの際にインタビューした寺嶋あやめさんは、全国アンサンブルに選出されていた。
大学の試験がある中で、合同合宿に参加していた彼女は「朝だけ抜けさせてもらって試験を受けたり大変ですよ。でも、このような舞台に立つのが夢でしたので夢中で頑張っている最中です」と、学業との両立を誓った。
この日は東北ブロックと九州ブロックの合格者による合宿。
それぞれが交代で先生の指導を受けながら演技を合わせていく。
先生は厳しいながらも優しく「今はみんなの間違っているところを探しているところなので、思いっきりやってください!」と語りかけ、個々に指摘してミュージカルの完成度を高めていく。
それぞれの持場や立ち位置の細かいところや、歌いながらの演技なのでそのズレや全体とのバランス感覚は全体を見渡さないとわからない。
つまり、観客からはまずいところはすぐに分かっても、演者にはわかりにくいのだ。
各地の公演では同じセリフや歌唱であっても、演ずる人が違うのでそれぞれが異なるミュージカルとなる。
では、合同合宿の模様を動画でお伝えする。
■赤毛のアン2016合同合宿
https://youtu.be/0Ofq7MZa3b4
毎年開催されるミュージカルは無料招待なので、毎年多くの応募がある。
エステーの広報担当である平井芙美加さんは、「一人でも多くの方に気軽見ていただき、感動を共有していただきたいと思います。そして、ひとりでも多くの方に出演していただくために各地でのオーディショを行っていますので、夢を持って頑張っている子どもたちに多く参加していただけたらと思います」と語ってくれた。
昨年に引き続き、今年は東京公演と福岡公演を取材するつもりであるので、2つの公演の違いを動画でお届けできたらと考えている。
今年も見る人、出たい人、報道関係者にスタッフと総勢2万人が関わる“TOURS ミュージカル「赤毛のアン」”は8月14に北海道からスタートする。
※写真・動画はすべて記者撮影・収録
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(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか