作家J・K・ローリングは、お気に入りの魔法使いハリー・ポッターを描くことに関して「やり終えた」と語った。
魔法使いの帽子とケープを身に付けたポッターヘッズ(ハリー・ポッターのファン)たちは、7月31日(現地時間)、演劇『ハリー・ポッターと呪いの子』の台本を求めて全世界の書店に詰めかけた。そこでローリングは、この有名なキャラクターの旅は最後となるとレポーターに語った。
ローリングは、ハリー・ポッターについて、「ハリーは、この2幕構成の舞台で大きな旅に出かけます。私たちはやり終えました」とロイター紙に語り、「これは次の世代の物語です。だから、美しく実現したことにワクワクしていますが、ハリーの話はこれで終わりです」と続けた。
『ハリー・ポッターと呪いの子』は、小説『ハリー・ポッターと死の秘宝』のエピローグであり、ヴォルデモートとの闘いの19年後を描く。ポッターは3人の子どもを持ち、魔法省で働いている。しかし、それはこれまでの7作品とは違い、小説の形態ではなく劇作家ジャック・ソーンによる同名の演劇台本となる。
『ハリー・ポッターと呪いの子』の売上は今週後半まで分からないが、Amazonの書籍と電子書籍Kindleの先行予約ではどちらも2016年のトップとなり、米国の大手書店チェーンのバーンズ・アンド・ノーブルでも、2007年の『ハリー・ポッターと死の秘宝』以来、最大の先行予約数となっている。
演劇は今週末にイギリスのロンドン、パレス・シアターで初上演される。