『Netflix』とマーベルによる実写シリーズ第3弾『ルーク・ケイジ』が、9月30日(金)より全世界同時配信をスタートする。すでに配信中の『デアデビル』『ジェシカ・ジョーンズ』に加え、公開を控える『アイアン・フィスト』とクロスオーバーしながら、後にスーパーヒーローたちが共闘する『ディフェンダーズ』へとつながっていく構想だ。
このたび、『ジェシカ・ジョーンズ』に出演し、『ルーク・ケイジ』では主人公を務めるマイク・コルター(ルーク・ケイジ役)にインタビューを実施。ひと足早くシリーズ最新作の注目ポイントに迫ったほか、無敵の皮膚を持つ男に、身も心も強くなるための極意を教わった。
なお、先週末のサンディエゴ・コミコン2016で公開されたばかりの最新映像では、弾丸でも傷つかないルークのパワフルな戦闘シーンも目にすることができる。
Marvel ルーク・ケイジ 特別映像(YouTube)
https://youtu.be/ri2TEfrue5I
――『ルーク・ケイジ』の配信が今から待ち遠しいです! 『ジェシカ・ジョーンズ』を観た限り、ルーク・ケイジは肉弾戦において最強に近いヒーローだと思うのですが、主演作ではどのようなピンチが待ち受けているのでしょうか?
コルター:ジェシカと同じく、ルークは過去の何かから逃げていて、今の生活ではそれを横に置いてしまっている。そのことが、今のルークを形成しているんだ。今の自分が何者であるかというのは、人間なら誰しも、幼少期の出来事に起因していることが多いと思う。大きくなっても向き合うべき問題というのは変らない。ルークの物語は、彼がいかにして大人へと成長していったか、そして、いかにしてスーパーヒーローになっていくのか、その両面をパラレルで描いていくんだ。
――『ルーク・ケイジ』は、作風やトーンの面でこれまでのシリーズと違いがあるのでしょうか。
コルター:ニューヨークのハーレムを舞台にしているのが一番の特徴だ。マンハッタンがテレビでよく見るニューヨークの街並みなのに対して、ハーレムはアフリカ系アメリカ人の文化が根強い。最近は様々な人種の人々がハーレムを「ホーム」と呼んで、昔とは少し変わってきているけどね。そういうストリートで培われた豊かなカルチャーが詰め込まれているし、ヒップホップなどの音楽を多用しているのも注目して欲しいな。
――様々なヒーローがいる中で、ご自身が考えるルーク・ケイジの一番の魅力は何でしょうか?
コルター:まずはアフリカ系アメリカ人のヒーローだということ。あとはかつて投獄されていて、後天的に能力を得たところもユニークだと思う。彼はスーパーヒーローになりたいと思っていない。人に注目されるのが得意じゃないし、すごく謙虚なキャラクターだ。能力をひけらかすのではなく、人から必要とされるから仕方なく力を発揮するだけなんだ。
――原作の黄色いコスチュームを着てくれるか楽しみにしているのですが、何かコミックのファンが喜びそうなポイントがあれば教えてください。
コルター:ファンが喜んでくれそうなポイントはたくさんあるよ。物語では銃弾をたくさん浴びるけど、当然ながら貫通することはない。でも、なぜか悪者はそのことを学ばないようなんだ(笑)。だから何度も撃ちまくる。実際に会ったら、みんな試しにやってみたいんだろうね。
「スイートクリスマス(Sweet Christmas)」という原作に登場する口癖も言っている。爽快な気分の時とか、「Damn it」や「Shit」みたいな悪いニュアンスの言葉の言い換えとして使っているんだ。
コミックのルークはスパイダーマンと闘ったこともあるけど、残念ながら今回は登場しないよ。最近『デッドプール』を観たばかりだけど、「X-MENが2人しか登場しないのはなぜ? 予算が足りないの?」ってセリフは笑っちゃったよ。同じマーベルなのに、作品によって権利が異なるのは大変だよね。
――無敵の皮膚を持つ男を演じるのは大変だったのでは? それこそ、『デッドプール』のコロッサスと違って生身のアクションが求められたワケですよね。
コルター:アクションの9割は自分で演じた。スキンヘッドのキャラクターだから、スタントダブルがウィッグで顔を隠したりできないんだ。同じ体型の人を探すのも難しくて、元アメフト選手などのアスリートばかりだから、現役時代にヒザを怪我したりしている。身体の状態は僕の方が良いから、自分でほとんど演じたよ。実際に怪我や火傷をすることもあったけど、「自分は最強の皮膚を持っているから痛くない」と言い聞かせて我慢していた。折れたバットが頭にヒットして、側頭部が麻痺してしまうほどの衝撃を受けたことがあったんだけど、その時だけはルークを忘れてしまったよ(笑)。
――ジェシカ・ジョーンズほどの女性が頼りにする男性というのは、男から見ても憧れてしまいます。ルークのように身も心も力強い男性になるために、アドバイスをいただけるでしょうか!?
コルター:ジムに行くべきだ(笑)。あと、恋愛関係ではパートナーのどちらかがリーダーシップをとって、もう一方がそれに付いていくという形が一般的だけど、ルークは自分が何かを得るために、わざとジェシカに負けるようなところもある。相手のエネルギーを吸収して自分の攻撃にかえる合気道みたいにね。ジェシカは火の玉みたいな女性で、ルークは冷静で落ち着いている。だから、ジェシカの性格や行動を楽しむために、彼女を自由にさせるんだ。そういう関係性において互いにハッピーでいられるために、スポットライトはジェシカに当てつつ、自分は控えめに徹するってことさ。女性がよく言うことだけど、女性より多く喋る男は絶対に好かれないと思うよ(笑)。
――肝に銘じます! 本日はありがとうございました!
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