“これから”注目すべきアイドルに話を伺い、これまでのことを振り返りつつ、今後の活動についてお話を伺うインタビュー企画【コレカラ】。
その記念すべき第1弾は、千葉と東京を中心に活動するシンガーソングライターアイドル・鈴音ひとみさん。精力的にライブ活動を行いつつも、イメージDVDをリリースするなどグラビアアイドルとしても活躍している鈴音さん。そんな彼女にインタビューを敢行。さらに、記事を読まれている方へのメッセージ動画も。
――本日はよろしくお願いします。
鈴音さん:よろしくお願いします。
――まず、鈴音さんは「シンガーソングライターアイドル」という肩書きで活動されていますが、これを名乗り始めたきっかけを教えてください。
鈴音さん:自分で曲のメロディを作るようになって、自分で作って歌ってるけど意外とみんな知らなくて。「あっ、ひとにゃんが書いてるんだ」って感じで知らなかったりするから、自分の肩書きにして分かりやすくしようと。
――なるほど。詩と楽曲のイメージはどのようなときに思いつきますか?
鈴音さん:電車に乗ってるときとか、外にいるときが多いですね。あまり、部屋の中に籠ってるときは思い浮かばないですね。外に出て、ぼーっとしてるときとかに、「ハッ!」ってふと湧いてくるんです。よく言われる「降りてくる」って感じです。
――作詞と作曲、どっちの方が思いつきやすいですか?
鈴音さん:同時ですね。
――同時ということは、歌詞もメロディも付いてきた状態で降りてくると。
鈴音さん:そうです、同時です。歌詞が浮かんで、それに音が付いてくるっていう。
――それではもっと遡って、そもそもこのような活動を始められたきっかけを教えてください。
鈴音さん:昔は歌がすごく下手だと思ってたんで、最初は自分の歌を聞いてもらうということ自体に怖い気持ちがあったんです。
――それからどのように?
鈴音さん:元々ストリートで歌い始めて、千葉の柏駅とか横浜の川崎駅前で歌い始めていて。そうしたら人が集まるようになって、少しずつ楽しくなってきたんです。自分の歌を聞いてくれる人がいる、自分の歌を聞いて楽しいって言ってくれる人がいるんだっていうのに気づいて、歌が上手くなるようにって練習し始めたんです。
――なるほど。
鈴音さん:最初はバラード曲が多かったんです。だけどちょうどAKB48などのアイドルブームが来て、アイドルっていうジャンルがとても好きだったんです。元気貰えるし、可愛い女の子を見るのも大好きだったんで。それで、人を元気にしたり笑顔にしたいってことが自分の気持ちと合致してたので、アイドルと名乗ってしまおうってなったんです。
――アイドルというジャンルが好きだったということは、昔からアイドルをよくご覧になられていたんですか?
鈴音さん:ハロプロさんは見てましたね。松浦亜弥さんが大好きで、モノマネとかしてました(笑) そのあと、AKB48の大島優子ちゃんが好きになって。歌ってるに魅入っちゃって。
――それでは、憧れのアイドルは松浦亜弥さん?
鈴音さん:そうですね。ソロアイドルが好きだったんです。一人で輝きを放てる人が好きだったので。
――なるほど。そんな鈴音さんも、2016年の上半期はいろんなことがありましたが……。
鈴音さん:山のようにありました(笑)。
――まずはイメージDVDの発売ですが、撮影はいかがでしたか?
鈴音さん:正直よく分からなくて。どうやってやるのかさっぱり分からなくて(笑)。
――初めてですもんね。
鈴音さん:そうなんです。言葉で言うなら体当たりって感じで。よく分かんないけど、せっかくみんなが応援して「ひとにゃんを絶対1位にするぞ」ってやってくれた結果だったので、最後まで走り切りたいなって思ってました。
(※投票で1位になった人のイメージDVDを発売するという企画で生まれたDVD)
――撮影中、オフの日や空いてた時間はありましたか?
鈴音さん:まったく(笑) ついたらすぐに始まって、次の日も朝6時起きとかで、めっちゃハードスケジュールでした。
――ご自身でもご覧になりましたか?
鈴音さん:観ましたね。みましたけど、なんか自分じゃないみたいな、客観的に観てましたね。
――ファンの方からは、かなり攻めていたと話題でしたよね。
鈴音さん:そうなんです、1stなのにって(笑)。
――自分も見たときビックリしました(笑)。
鈴音さん:それが、そもそもどれくらいが1stなのか基準が分からなかったんです(笑)。
――1stにしては結構攻めてたと思いますよ。
鈴音さん:そうですよね。だから観た人はラッキーだと思います、1stでこんな姿を観れて(笑)。
――そうですね(笑) では次に展開されたのがアルバムですが、こちらはクラウドファンディングからのスタートでしたけど、道のりはいかがでした?
鈴音さん:最初、全然増えなくて……。元々、期間が1ヶ月なくて、ちょっと入ったあとに一時期増えなかったんです。それで、すごく不安になって、ホントにダメだったら自分で入れようかなってくらい思ったんです。だけど、最終日になって一気に増えて、自分が思ってたよりもたくさん入れてもらえて……。それを見て、これはもっと頑張らなきゃいけないなって思いました。
――なるほど……。それで、なんとか発売されることになったアルバムですが、どんな作品になりましたか?
鈴音さん:アルバムは、全部自分で書いた楽曲になってます。自分の中で物語になってて、一番最初に自己紹介ソングがあって、その次にライブで一番人気のある曲、自分の中で一生歌っていくんだろうなっていう曲まであって、後半がこのアルバムではじめて収録した楽曲なんです。これからの自分を見せるみたいなところもあって。そして最後はやっぱり応援してくれている方に感謝の気持ちを込めたメッセージソングという流れになってます。
――もう決定版みたいな感じですね。
鈴音さん:でも、次アルバム作ったらこれを超えるの大変だなって思います。
――今の鈴音さんの魅力をこれでもかと詰め込んだ作品になってるんですね。
鈴音さん:「これをまず聞いてほしい!」っていうアルバムになってますね。
――それでは、鈴音さんのファンになりたての方にもオススメですね。
鈴音さん:そうなんですよ。いま、SHOWROOMをやってるんですよ。それで、歌をうたったりもしてて、その歌を聞いて「アルバムをネットで予約しました」とか「気になってCDショップで予約しました」とか言ってくださる人もいるんです。
――そして、その次に展開されたのがワンマンライブ。
鈴音さん:そうです! ワンマンライブは、平日だったんですけど、誕生日にこだわったんです。それで、自分が「このくらの人数いくかな……?」って思ってた数を全然超えてたんです。そして終わった後、来てくれた方が感想をTwitterとかSNS上にあげてくれて、「またステージを見に来たくなった」みたいなコメントもあって。それと、いつも応援してくれるファンの方を「チームひとにゃん」って呼んでるんですけど、その方々のあったかい雰囲気も伝わってきて。
――いいライブになりましたね。
鈴音さん:そうなんです。本当に。
――次のワンマンライブも開催が決まっているそうですね。
鈴音さん:11月13日です。今度は日曜日なんです。前回は月曜日だったんで、平日で行けない人とか、チケット買ったけど間に合わなかったっていう方もいたので。
――次は前回とまた違った形のライブになるそうですが。
鈴音さん:そうなんです。次は初のバンドで。
――初ってことは、今までやったことがなかったんですね。
鈴音さん:やったことないんです。わたし、弾きながら歌うとかも出来ないんです。ギターも弾いたことなくて、やろうと思ったことはあるんですけど、挫折しちゃって(笑)
――じゃあちょっとそのあたりは、シンガーソングライター感があまりない感じですね(笑)
鈴音さん:そうなんです(笑)。指がすごく短いんですよ。だから、ギター買ったけど全くとどかなくて(笑) これ練習してる時間があるなら、自分は歌の練習して、弾いてもらおうって開き直ったんです。
――今後こういうライブをやってみたいっていうものはありますか?
鈴音さん:いっぱいありますね(笑)。いっぱいあるんですけど、もっとエンターテイメント性の高いものをやってみたいですね。やっぱり一人だとグループと違って、やることが限られてくるじゃないですか。だけど、エンターテイメント性の高いライブもやりたいし、ちょっと憧れてる人がいて。アニソンシンガーのLiSAさんっていう方なんですけど。あの方は、歌にすごいパワーがあって、バンドの人たちもカッコいいんですけど、その中心にいるLiSAさんがパワフルで。それでいてバラードを歌ったとき、感情が伝わってくるというか。LiSAさんってMCほとんどしなくて、歌で勝負っていう。そういうところも極めたいなって思ってます。
――それでは、最後に今後の活動の目標を教えてください。
鈴音さん:今後の目標は、普段散々言ってるんですけど東京ドームでワンマンライブをするっていう夢があるので、それに向かってまずは東京と千葉でもっとたくさんライブして、いろんな人に知ってもらって。次のワンマンライブも大成功させたいです。
それと、地方の方に来てほしいっていう声もいただいてるので、「鈴音ひとみ全国ツアー」をしたいなっていう願望もあります!(笑)
それで、もっともっといろんな人に知ってもらって、曲も書いて、東京ドームでワンマンライブ出来るようになりたいです!
――ありがとうございました!
■鈴音ひとみ メッセージ動画
https://youtu.be/WujldepZNlA
■鈴音ひとみ2nd都内ワンマンライブ
日時:2016年11月13日(日) 11:30~
会場:渋谷 TAKE OFF 7
※写真・動画はすべて記者撮影
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(執筆者: 櫛名凌) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか