インターネットの紹介サイトでベビーシッターを依頼、預けた男児が死亡したという痛ましい事件。母親への非難もあれば、行政に対する非難もあり、ネット上でも議論が巻き起こっている。
元衆議院議員で新党大地代表の鈴木宗男氏は
ベビーシッターに預けた2歳児が遺体で見つかり、大きなニュースになっている。現代社会の一つの問題を表した事件である。2歳の子供を殺した男はとんでもなく論外だが、インターネットで見ず知らずの人に簡単に自分の子供、しかも2歳と8ヶ月という幼い子を預ける母親の神経も首を傾げざるを得ない。
報道で知る限り母親とベビーシッターの男は面識もなく簡単にインターネットでのやり取りである。母親として見ず知らずの人に預けた場合、安全性とか誘拐とか頭になかったのだろうか。親として無責任な面があったのではと思うのは私だけだろうか。自由主義・民主主義は相手を信用する。性善説が基本になるが、自分の子供を簡単に知らない人に預ける、あまりにも安易なやり方に何とも無神経と言わざるを得ない。
と語り、ベビーシッターは社会に必要であり、安全・安心について法整備をしていかなくてはならないと述べた。
これに対し、作家の乙武洋匡氏が『Twitter』で反応し、鈴木氏は20日の『ムネオ日記』でそのことに触れる。
21日には乙武氏が
『鈴木宗男氏への回答「政治家だからこそ、弱者への心配りを」』というタイトルで
鈴木宗男様3月20日付のムネオ日記を拝読いたしました。同時に、とても残念な気持ちになりました。政治家というのは、弱者に対して心を寄り添わせることが必要なのではなかったでしょうか。そして、私は貴殿に対してそれができる政治家であると信じてきました。
と返信、23日には鈴木氏がそれにまた返答……と現在もやりとりが続いている。
23日の『ムネオ日記』では、上記乙武氏から鈴木氏の返答を全文掲載。文中では
乙武さん、「鈴木宗男氏への回答『政治家だからこそ、弱者への心配りを』」とありますが、もう少し鈴木宗男をよく調べてから言って下さい。私は誰よりも、弱者と向き合い、接し、耳を傾けてきました。これからもより「声なき声をきく」「政治は弱い人の為にある」を実践して参ります。
乙武さん、上から目線で一方的な物言い、乙武さんの人間性を疑います。あなたご自身もレストランで嫌な思いをしたのではないですか。
と、かなり厳しい言葉で乙武氏に反論している。鈴木氏と乙武氏のやりとり、ネット上でかなり話題になっており、さまざまな意見が出ているようである。
関連:
3月20日(木)ムネオ日記
http://blogos.com/article/82746/
鈴木宗男氏への回答「政治家だからこそ、弱者への心配りを」(3月21日 乙武洋匡氏)
http://blogos.com/article/82747/
3月23日(日)ムネオ日記
http://blogos.com/article/82893/
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