今回は井上 大紀さんのブログ『Gloomy blog』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合は、http://getnews.jp/archives/300977をごらんください。
■おっぱいのアプリ作ってアップルと戦った話のその後の話
昨年8月にこのGloomy blogで「乳師」というアプリについての記事を公開しました。「乳師」は僕らが一生懸命作ったiPhoneアプリだったのですが、おっぱいを題材にしたアプリだったためアップルの審査がなかなか通らず、約1ヶ月間に渡る僕らとアップルとの攻防を綴った記事です。
「おっぱいのアプリ作ってアップルと戦った話」 2012年08月02日 『Gloomy blog』
http://gloomy.sakura.ne.jp/gloomyblog/2012/08/post-13.html
結局アップルの審査が降りなかったので、この「乳師」の弔いのつもりで何となく書いた記事だったのですが、予想を反して多くの反響を頂き5万人以上の方に閲覧頂くことなり、大手のWebメディアなどにも多数掲載頂きました。
「乳見極めアプリ「乳師」は幻で終わるのか 「おっぱいのアプリ作ってAppleと闘った話」が話題に」 2012年08月02日 『ねとらぼ』
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1208/02/news106.html
「おっぱいのアプリ作ってアップルと闘った話」 2012年08月11日 『ガジェット通信』
http://getnews.jp/archives/240412
記事を公開してから既に半年以上が経過した今更ではありますが、今回は「おっぱいのアプリ作ってアップルと戦った話のその後の話」を、少しだけさせて下さい。
●僕は「おっぱいの人」になった
記事の公開直後はいいね数やツイート数が面白いように増えていって、数字上で「閲覧者が増えているなあ」という感覚だったのですが、翌日以降、その閲覧数の多さを肌身をもって知ることになりました。打ち合せに行く度に、仲の良い取引先の人から「おっぱいのやつ見ましたよ!」とか「今度から乳師と呼ばさせて頂きますw」などと言われるようになり、しまいには新規で訪問した初対面の方からも名刺交換の直後、
取引先:「あの、、、おっぱいの人ですよね?」
と聞かれるようになりました。
僕:「あ、はい。そうです。おっぱいの人です。」
そう答えるしかありませんでしたが、皆さんは初対面の人に「おっぱいの人」と呼ばれたご経験はありますでしょうか。赤面症の僕にとって、これはなかなかの拷問でした。
(そうか、僕はおっぱいの人になったのか。実家の母は僕がおっぱいの人になったことを喜んでくれるだろうか)
当時、そんなことを考えていました。
基本的に、受託開発の話をするために打ち合わせに行ってるので、僕は「UI的にはこういう構成の方が良いと思いますよ」と、真面目な話をしているのですが、恐らく話を聞いてる相手は
(うわあ、偉そうなこと言ってるけどこいつおっぱいの人だし。おまえはおっぱいのUIでも研究してろよw)
なんて思っていたもしれません。兎にも角にも僕は一時期の間、「おっぱいの人」になったのです。
●知らない人からいっぱい連絡が来た
おっぱいの記事の最後に、半分ネタ的にAndroidアプリ開発者を募集している旨を記載したせいか、記事が拡散するに連れて多くの知らない人からメールを頂きました。
「おっぱいの記事を読みました!応援しているので頑張って下さい!」
「Androidアプリの開発興味あります。良かったら詳細聞かせて下さい!」
といった嬉しいメールが最初は届いていたのですが、徐々に
「おっぱいって良いですよね!僕も大好きです!」
とか
「おっぱいに対する想いは誰にも負けない大学生です!宜しくお願いします!」
といった、AV男優オーディションの応募メールみたいなのが届くようになり、返答に困りました。ただ、自分たちが開発したアプリについて多くの人から色々なご意見・ご感想を頂けたことはとても嬉しかったです。
●会社の知名度が上がった
多くの好意的な反響を頂く中で、アプリや記事に関して一部批判的な意見も頂きました。アプリ上でネットのおっぱい画像を無断で使用していたため、「企業としてどうなの?」的な内容の批判です。この点については会社のイメージにも良くない影響を与えてしまっため、ご迷惑をおかけしました。申し訳ないです。
ただもちろん、悪い影響だけではありませんでした。記事公開直後の数日はコーポレートサイトのPVが爆発的に伸び、会社創業以来の数字を記録しましたし、直接のきっかけではありませんでしたが、記事を読んでくれた優秀な大学生プログラマーが、アルバイトとしてジョインしてくれるという、嬉しい出来事もありました。
良くも悪くも、業界内でのアイデアマンズの知名度向上には貢献できたかと思います。
●乳師を売却しました
さて、前置きが長くなりましたが本題です。実は公開直後から様々なメールを頂く中で、AV男優応募のメールに混じっていくつかのアライアンス提案や、アプリ買い取りの話を頂いていました。僕自身もこれだけ反響頂いた乳師をせっかくであれば世に出したいという想いから、知り合いの開発者などにいくつか声を掛けたりしていたのですが、様々な理由からなかなか形になることはありませんでした。
しかし乳師の熱もすっかり冷めて来ていた昨年12月に、ある方から乳師買い取りをご連絡を頂きました。実際に会って話をして、ほぼ即決で乳師の売却を決めました。その理由は、こちらの条件をクリアしてくれたこと、乳師をスケールさせてくれそうな想いを感じたこと、そして何より、その方が僕と同じ眼、つまりおっぱいが大好きそうな眼をしていたからです。(違ってたらすいません)
ということで乳師は今、Google playに公開されています。画像の問題ももちろん解決済みです。Android端末をお持ちの方は是非とも遊んでみて下さい!僕たちの魂のアプリです。
(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2168.jpg
ダウンロードはコチラから!
「乳師」 『Google play』
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.gr.android.oppai.titisi
さて、これで「おっぱいのアプリ作ってアップルと戦った話のその後の話」は終わりです。乳師は今後僕たちの元を離れていきますが、きっと多くのおっぱい好きの手元に届けられるでしょう。僕はそう信じています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
執筆: この記事は井上 大紀さんのブログ『Gloomy blog』からご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年03月19日時点のものです。
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