6月19日(現地時間)に公表された検視報告書によると、2016年12月に亡くなったキャリー・フィッシャーの遺体から、コカイン、オピオイド系の合成鎮痛薬であるメサドン、ヘロイン、合成麻薬MDMA(エクスタシー)が検出された。
検視報告書には、主要な死因である睡眠時無呼吸症に薬物摂取が寄与していると記載されている。報告書によると、フィッシャーの家族は完全な検視に反対しており、検視捜査官は限られた薬品毒性標本を利用していた。検視結果は、毒物検査の結果とフィッシャーの遺体の検視に基づくものだ。
フィッシャーは、ロンドンからロサンゼルス国際空港に向かう航空機の機内で心不全を起こし、4日後の12月27日(現地時間)に死亡した。報告書によると、飛行機にはフィッシャーのアシスタントが同乗していたと記されている。アシスタントの報告によると、フィッシャーはフライト開始時には目を覚まし正常であったが、飛行中、彼女にとって日常的な複数回にわたる無呼吸症状が発現したという。そして、飛行の終わりにはフィッシャーが目を覚ますことは無かったということだ。
「利用可能な毒物学的情報に基づくと、フィッシャー氏の死因に関して、血液や組織で検出された複数の物質が死因に関与している重要性を確立することはできない」と、報告書は述べている。
報告書によると、フィッシャーは早くてもフライトの3日前にコカインを摂取したかもしれず、直接の死因についての不確実性がある。また、ヘロインが体内に蓄積されていた可能性があることも報じられている。ヘロインが、心停止の際に呼吸を抑制した可能性がある。
フィッシャーは、違法薬物に加え、フルオキセチン、アリピプラゾール、ラモトリギンを処方の下に服用しており、さらに処方箋なしてオキシコドンを服用していた。
報告書によると、フィッシャーには双極性障害の病歴と長期に渡る薬物使用が見られた。
スクリブドのgmaddausによるキャリー・フィッシャーの剖検報告書は以下。
Carrie Fisher Autopsy Report by gmaddaus on Scribd
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