昨年、『大つけ麺博』のスピンオフ企画として、初めて東京都ヤンチャ区町田市の“シバヒロ”で開催された『最強ラーメンFes,』は、もともとラーメンに敏感な町田市民の心を捉え、駅からも近い立地もあり大盛況に終わりました。
というわけで『最強ラーメンFes,』の主催者である株式会社ブルースモービルの井上淳矢代表取締役とパイプのある筆者は、第一回の『最強ラーメンFes,』が終わった段階で2017年も開催する事を知っていたのですが、そこは情報統制的な何かで誰にも喋れなかった罠で御座います。
そして2017年3月30日より『最強ラーメンFes,』は5月7日までの長期間、やや東京都な町田市シバヒロで開催されるのです!
世界最大のラーメンフェスとしてパワーアップ!
基本的には『大つけ麺博』のスピンオフ企画ですので、あくまでも軸は『大つけ麺博』なのですが、さりげなく後発の『最強ラーメンFes,』が本家を追い越してしまい“世界最大規模のラーメンフェス”として、ちゃっかり町田市に根付いてしまいました。
基本、このイベントは“ラーメンに熱い男達のカーニバル”ですので、以前から「勝つ為には手段を選ばない!」みたいな、大人げない風潮がありましたが、今回はさらにフリーダムな感じで
「せっかくなので餃子&炒飯も食べられる事にした」
みたいな主催者の気まぐれにより『ギョーザ&半チャーハンFes,』も同時開催となり、今までにない大規模なイベントに発展しました。
まあ、ここら辺の流れはすでに去年、シバヒロの広さと駅からの距離、動員数から“プラスα”を考えていた模様ですが、とにかく会場のキャパシティを生かした大規模イベントとして『最強ラーメンFes,』はパワーアップしています。
ちなみに2017年は、それぞれラーメン&つけ麺10店舗+餃子&炒飯4店舗のローテーションで、計84店舗が出店します!
【第一陣】3月30日(木)~4月2日(日)
【第二陣】4月6日(木)~4月9日(日)
【第三陣】4月13日(木)~4月16日(日)
【第四陣】4月20日(木)~4月23日(日)
【第五陣】4月27日(木)~4月30日(日)
【第六陣】5月2日(火)~5月7日(日)
ぶっちゃけ、町田ごときで世界記録更新とかしちゃって大丈夫なのではないでしょうか?
“トッピングガールズ”が帰って来たよ!
今回『最強ラーメンFes,』の大幅なパワーアップに伴い、あの“トッピングガールズ”が“トッピングガールズFTTB(ふたたび)”として帰って来ました!
まあ、あの“トッピングガールズ”と言ってもピンと来ない人が大半ですので、軽く説明すると『大つけ麺博』の為に結成されたグループ的な何かです。
「で?」
っていうのは無しの方向でお願いするとして、まあ“トッピングガールズFTTB”に興味がある方は是非、『最強ラーメンFes,』の公式サイトでスケジュールを確認してみると良いと思います。
ちなみに今回は更に大道芸パフォーマンスの他に、なんと4月1日には『宇宙戦隊キュウレンジャー』、4月2日には『仮面ライダーエグゼイド』のキャラクターショーもあるので、是非みなさんも家族連れで町田のシバヒロに遊びに来てみて下さい。
「ラーメン1杯850円って高くね?」と思うそこの貴方!!
まず、最初に断っておきますが『最強ラーメンFes,』は他に類をみないピュアなイベントでして、あまり利益追求型のフェスではありません。これは主催者側に限らず出店者側も同じ気持ちでして、あくまでも
「美味しいラーメンを多くの人に食べてもらいたい!」
みたいなモチベーションで挑んでいます。ですので、ぶっちゃけ原価ギリギリの線まで追い込んで、ラーメンのクオリティーを高めている店が多い点はアピールしておきたいですね。
「ラーメン一杯850円って高くね?」
という指摘が多いと思いますが普段から店で出しているラーメン、つけ麺とほぼ同じクオリティーで提供している事、シバヒロを借りる地代、各種設備のリース代、会場で働くスタッフの人件費等を考慮すると、850円は妥当ではないでしょうか?
逆に、普段であれば地方に行って行列しなければ食べられない店が、さして並ばずに同じ場所で食べ比べ出来るメリットを考えると、十分にペイ出来ると筆者は考えます。
むしろ、町田の『最強ラーメンFes,』で自分の好みの味を探し、気に入ったら本店まで遠征すると言うスクリーニングを事前にをかけられるので、事前調査の一環として『最強ラーメンFes,』を利用するのは非常に効率的であると言っておきましょう。
『最強ラーメンFes,』で美味しい店を探すコツ
普通のラーメンイベントであれば、とりあえず有名な店を食べておけば問題ないのですが、この『最強ラーメンFes,』の場合は“有名店しかしか出店していない”って可能性があるので、どこを食べるのか悩ましい可能性は否めません。
ですので、筆者的にはまず“いつも小一時間は並ぶ超行列店”を最初に食べて、次に自分の直感で気になる店を食べるのが良いと思います。
例えば『中華蕎麦とみ田』は1時間以上の行列が必須ですが、『最強ラーメンFes,』であれば『中華蕎麦とみ田』の“つけ麺”も30分くらい並べば食べる事が出来ます。このような有名店を食べておくと後のラーメントークでドヤれるので、このチャンスを逃す手はありません。
次に、自分の直感にしたがってシバヒロで店を選ぶ事です。あまりネットの情報に流されず自分の直感でコレと思った店に突撃すると、色々な意味で自分のレベルアップが図れるからです。
例えば、自分の好み麺の太さ、スープの味やベースとなる出汁の種類など、それぞれの好みでラーメンを選ぶ楽しさが『最強ラーメンFes,』の醍醐味のひとつかと存じます。
注意点として覚えておいて欲しいのは、イベントの場合
「とりあえず一番行列が長い所が美味しいべ?」
みたいなライトユーザー層がさらに行列を加速させるので、ぶっちゃけ行列の長さは必ずしも味に直結するとは言えないので、覚えておきましょう。
筆者は週に何度も『最強ラーメンFes,』に訪れるのですが、どこが行列しているかは日によって微妙に変わるので、美味しいだろうと思って長い行列に接続しても、必ずしも自分の食べたかった味と巡り会えないと思います。
とは言え、美味しい店は確かに毎日長い行列が出来るので、頑張って並んでみるのも一興です。
ちなみに友達と『最強ラーメンFes,』に行って自分だけ長い行列に並ぶと、自分が戻る頃には他の人達のラーメンが冷めてしまうので、シェアして食べるなら行列の見極めは重要だと思います。
『最強ラーメンFes,』の限定ラーメンを狙え!
まあ、どの店も限定ラーメンで勝負してくる事が多いのですが、『最強ラーメンFes,』ならではの豪華な限定ラーメンをエンジョイするのも正解かと存じます。
『最強ラーメンFes,』はヤラセ無しのガチンコ集計ですので、ある意味“ラーメン屋としての実力が問われる祭り”となっています。
ですので、どの店も赤字にならないギリギリで材料を吟味し、それを限定ラーメンとして掲げ優勝を狙っています。
逆に言えば、食べる側としては“普段出したら店が潰れる高コストな極上ラーメン”を食べられるので、そこら辺を狙ってみるのも面白いですね。
筆者的にはやはりトッピングなどの“上物”にコストをかけた店よりも、スープにコストをかけた店を探すと幸せになれると思います。
ズバリ!『最強ラーメンFes,』の注目のラーメンはコレだ!!
2016年の『最強ラーメンFes,』では、全てのラーメン&つけ麺をコンプリートした筆者ですので、今回の注目となるであろう一杯を上から目線で紹介したいと思います。
『花咲ガニの濃厚つけ麺』
『田代こうじ最強軍団』が提供する『花咲ガニの濃厚つけ麺』は、今回のイベントでも確実上位に入ると筆者は予想しています。むしろ、現時点での優勝候補と言っても過言ではありません。
“花咲ガニ”の風味を生かしたパンチのある濃厚つけ麺は、“誰にでも分かりやすい美味しさ”にまとまっているはずなので、甲殻類アレルギー以外の人の注目を集めるはずです。
しかも“軍団”であるメリットを生かし、他店よりもスタッフを増やし回転数を高める作戦で来るはずなので、売り上げ杯数で言えば一番になると思われます。
ここら辺、“スタッフの数に制限はない”というレギュレーションの隙を突いた作戦で、今回もガチに優勝を狙ってくるはずなので注目してみましょう。
『肉そばブラック』
『最強ラーメンFes,』の第二陣は非常に実力が均衡しているので難しいのですね。
“青森シャモロック”と貝出汁で来る『若武者』や、地元の熟成味噌を引っさげての参戦となる『あじ庵食堂』も喜多方ラーメン好きの票を集めると思います。
しかし!
そんな中で筆者があえて「ソコを推す?」みたいな声を無視して挙げるのは、『くじら食堂』の『肉そばブラック』で御座います。
前回、新宿で行われた『大つけ麺博』では“workshop”の実力がまだ一般世間に知られておらず、有名どころに持って行かれてしまったので、今回はどこよりも高いモチベーションで来ると予想されます。
ですので、今回も『くじら食堂』の中には“workshop”の豪華なメンバーが詰めているはずなので、是非とも食べてみて欲しいですね。
『中華そば』
第三陣は“鶏ベース”のラーメンが充実していて、かなりの接戦が予想されます。そんな中、さりげなく筆者が推してみるのは『維新商店』の『中華そば』で御座います。
『最強ラーメンFes,』では海老や蟹、雲丹(ウニ)などを贅沢にスープに使う“華やかなラーメン”が少なくありませんが、あえて『中華そば』とネーミングまでドシンプルにした『維新商店』は、かなりの自信があると思われます。
つまり麺、スープのバランスに全てを注いで来ると思うので、慣れない厨房機器で味がブレなければ、目が覚める様な素晴らしい一杯を出してくれるはずです。
『町田中華そば鶏の極み~温故知新~』
ぶっちゃけ第四陣は『肉玉そば おとど』や埼玉県の『頑者』、前島氏の『せたが屋』など強豪がひしめき、かなり熱い週になっています。
そんな中、地元の町田勢(一番いちばん&進化&天国屋)で構成されたコラボラーメン『町田中華そば鶏の極み~温故知新~』が、地の利を生かしてどこまで伸ばすかが見所です。
無論、地元というだけではなく町田勢の中に“workshop”のメンバーが2店入っている点で、かなりの実力派だと思って間違いないですね。
今回、麺は『進化』のイベント限定麺で来るらしいのですが、さらっと『一番いちばん』の“自家製手打ち麺”を杯数限定で出すんじゃないかと予想している筆者です。
『11年目の濃厚豚骨魚介』
第五陣はビッグネーム『中華蕎麦とみ田』が出店するので、この機会に是非とも味わっておきたいと思います。
なかなか町田から千葉県の松戸までラーメンを食べに行く人は少ないと思うし、行ってもメチャメチャ並ぶので、『最強ラーメンFes,』で食べるべき一杯にカウントしておくべきでしょうか?
まさにベーシックスタンダードにして王道の味、『11年目の濃厚豚骨魚介』は外せない一杯ですね。
『オマール海老とアンコウのどぶ汁濃厚味噌ラーメン』
最後を飾る第六陣、『くり山』の『つけめん』、山形からの刺客『新旬屋麺』も気になりますが、筆者が注目するのは『福たけ』で御座います。
オマール海老だけではなく、あえて“アンコウ”も出汁に加えているので、その仕上がりが気になる一杯ではないでしょうか?
確実に旨い奴に仕上げて来ると思うので、これは食べざるを得ない案件です。
あと、個人的に気になるのは『鬼そば藤谷』の『伝承蟹味噌らぁめん~春の蟹祭り~』でして、新宿の『大つけ麺博』では材料を使い過ぎて原価割れしたので、今回の原価率が気になって夜も眠れません。
餃子と炒飯も見逃すな!!
さらに今回は『ギョーザ&半チャーハンFes,』も同時開催ですので、地味に”宇都宮餃子vs浜松餃子”の闘いが繰り広げられているのも、忘れてはなりません。
というわけで、どんだけ食べなきゃなのかって話ですが、とりあえず『最強ラーメンFes,』の開催期間中は徹底的に食べに行こうと思う筆者です。
是非、みなさんも町田のシバヒロで開催される『最強ラーメンFes,』に訪れてみて下さい。
(写真は『最強ラーメンFes,』様からの提供、もしくは筆者撮影)
『最強ラーメンFes,』
東京都町田市シバヒロで2017年3月30~5月7日まで開催!
『最強ラーメンFes,』公式サイト
http://dai-tsukemen-haku.com/[リンク]
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