3月3日から京都東山一帯で花灯路が開催されたので、2日目の4日(土)の夜に散策してきました。
3月に入って、気温も上がり、少しは過ごしやすくなったとは言え、陽が落ちるとまだ肌寒いです。上にはダウンジャケットを着こんで、防寒対策は万全と。
京都東山花灯は今年で15回目。12日までの10日間、三条通りから神宮道を入った青蓮院から五条通り近くの清水寺までの東山一帯で開催されます。
三条通りから神宮道を経由して、まずは八坂神社へ。着物を着ている女性のほとんどは海外の観光客。聞こえてくる会話から、中国、韓国などアジア系の方が多いようです。
八坂神社で”舞妓さんの舞”を鑑賞
18時から境内の舞殿で京都五花街”舞妓さんの舞”が始まりました。今回のイベントでは祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東の5つある花街の舞妓さんたち。今日4日は祇園甲部の舞妓さんの舞が見られました。
ちなみに残りの日程は、10日(金)先斗町、11日(土)上七軒、12日(日)祇園東となっています。6日(月)・9日(木)には春乃櫻香家元による日本舞踊、11日は平成女鉾清音会による「女」の祇園囃子の奉納が鑑賞できます。
巨大なハリボテ灯籠に圧倒される~粟田大燈呂
八坂神社を抜けて、円山公園に入ると、粟田神社大祭で巡行した粟田大燈呂5基が出迎えてくれました。
青森のねぶた祭りみたいなハリボテの灯籠で、高さは4メートルほどもあります。ねぶたはこの灯籠がルーツになっているという話もあるようですが、粟田神社サイトにも青森ねぶた祭のサイトにもそのような記述がないので、真偽のほどは不明です。
参照:粟田神社:http://awatajinja.jp/prayer/ 青森ねぶた祭:http://www.nebuta.jp/
いけばなと竹灯りで幻想的な雰囲気に包まれた円山公園
今年の花灯路のテーマは「花」。
円山公園には京都いけばな協会による光を灯された16のいけばなの展示と園内を流れる吉水の小川一面に約500本の青竹の灯籠が設置され、一帯は幻想的な雰囲気に包まれていました。
狐の嫁入り巡行には人だかり
19時になって、知恩院方向から狐の嫁入り巡行が始まりました。期間中、19時と20時の2回、知恩院三門前から高台寺まで狐のお面を付けたお嫁さんが人力車に乗って巡行します。
提灯行列に先導された狐の花嫁巡行は灯籠の明かりに灯され、夢の中の光景を見ているようです。しかし、周囲にはたくさんの人だかり。巡行の行先にどこまでもついていきます。
京都らしい街並み風情を愉しむ~石塀小路と八坂通
高台寺のライトアップを鑑賞してから、石塀小路と八坂通で京都らしい街並みを堪能しました。八坂通ではライトアップされた法観寺を鑑賞。法観寺は八坂の塔とも呼ばれ、撮影スポットとして人気があります。今日もたくさんのカメラマンが八坂の塔をカメラに収めていました。
石塀小路
八坂通と八坂の塔
産寧坂はいつでも人で混雑
清水寺へ続く産寧坂はいつでも人で混雑していますが、特に今夜は花灯路の夜、この時間でも人通りは絶えません。
締めは京都で一番人気の清水寺
産寧坂を上りきり、清水道伝いに清水寺に到着。ライトアップされた仁王門が眩いばかりに輝いています。
仁王門前では地元の小学生からなるお囃子組が「花いちもんめ」を歌っていました。
今回は鑑賞できませんでしたが、清水寺に設置された咲花ステージでは池坊専好次期家元による「いけばなLIVE」、京都五花街”舞妓さんの舞”、花の音ミニコンサートなど多彩なイベントの開催が予定されています。
まとめ
京都東山花灯路は桜のシーズンが始まる前、京都の春を告げる大がかりなイベントとして、毎年3月の上旬から中旬にかけて開催されています。今年は3月3日から12日の10日間開催。今回紹介した以外にもたくさんの催しが予定されています。ぜひ今週出かけてみてはどうでしょうか。
アクセス方法、催しの詳細はこちらのサイトをご覧ください。
http://www.hanatouro.jp/higashiyama/ [リンク]
※画像はすべて筆者が撮影
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(執筆者: yasuu_kusayan) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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