この世界、狂わなければ生き残れない――。「やりすぎだけど超最高!」「クライムサスペンスはやっぱり韓国がNO.1!」など、公開前から話題になっている映画『アシュラ』がいよいよ3月4日より全国ロードショーとなります。
『アシュラ』ストーリー
アンナム市の刑事ドギョン(チョン・ウソン)は、街の利権を牛耳る市長ソンベ(ファン・ジョンミン)のために裏の仕事を引き受けてきた。しかし市長の逮捕に燃える検事チャイン(クァク・ドウォン)がドギョンを脅し、市長の不正の証拠を掴もうと画策。事態はドギョンを慕う刑事ソンモ(チュ・ジフン)をも巻き込み、生き残りを賭けた欲と憎悪が剥き出しの闘争へとなだれ込んでいく……。
筆者も一足お先に拝見させていただきましたが、2時間13分を感じさせない緊張感、手に汗握るどころか手の中に塩田が出来ちゃうほどの緊迫感、韓国俳優達のガチンコのにらみ合いに非常に興奮させていただきました。全員悪人っぷりが逆に清々しい、この春必見の1本です!
そんな『アシュラ』の公開を記念して、映画の世界観をイメージした『悪人飯』作りに挑戦。韓国映画では刑事が出前をとってムシャムシャ食べる事でおなじみの“ジャージャー麺”を“ジャージャー飯”に変えて、一筋縄では行かない個性的な一品が完成しました。
今回お料理を教わったのは、韓国料理研究家の本田朋美先生。2006年韓国語教室「つながるハングル」を立ちあげ、5年間に生徒数は約500人以上。人気韓国料理店「スランジェ」のアドバイザーをされており、メニュー開発も行っています。第4回キムチグランプリの優勝者という腕前の持ち主! ブログ:http://www.tsunagaru-hangul.com/blog [リンク]
『悪人飯』の材料は、以下のとおり。
■材料(2人分)
ご飯:2人分
たまねぎ:1/2個
きゅうり:1/2本
合いびき肉:100g
サラダ油:大さじ1/2
にんにくみじん切り:小さじ1
しょうがみじん切り:小さじ1/2
テンメンジャン:75g
水:300ml
しょうゆ:大さじ1/2片栗粉:大さじ1
水:大さじ1塩:適量
乾燥粒青唐辛子:20~30個 ※ない場合は青唐辛子の輪切りを使用(適量)
すりごま:大さじ1/2
1:たまねぎは1cm角に、きゅうりは長さ5cmの千切りにする。
2:フライパンにサラダ油をひき、中弱火でたまねぎがしんなりするまで炒める。にんにくみじん切り、しょうがみじん切り、合いびき肉を入れて合いびき肉の色が変わるまで炒める。
3:2にテンメンジャンを入れて炒め合わせ、水加えて強火にし、沸騰したら中弱火で5分ほど煮込んだら、しょうゆを加える。
4:片栗粉と水を合わせて水溶き片栗粉を作り、3に回し入れてとろみを付け、塩で味を調える。
5:ご飯と乾燥粒青唐辛子を混ぜ合わせて器によそい、④を盛り付けて千切りのきゅうりとすりごまをのせる。
完成!
と、基本的には美味しいジャージャー飯の作り方なのですが、これが“悪人”飯たる理由はご飯にあります。
そう、ご飯の中にはから〜い青唐辛子がたっぷり! 一口食べて「ウマい!」けど後から「ヒ〜!」な、「善人そうに見えて超悪人」的な恐ろしさが待っているレシピなのです。
筆者も味見しましたが、甘辛な肉味噌に隠れた、青唐辛子の辛さが強烈! 辛い物が得意な筆者でもちょっと涙出ました。でも美味しくてパクパク食べてしまい、また辛い部分に当たって涙……。と実にクセになる美味しさ。「悪人だらけなのになぜか魅力的」という映画『アシュラ』との共通点を感じずにはいられません。
こちらのレシピは、さらに分かりやすい動画でもご紹介中! 本当に簡単に出来るので、ぜひランチや夜食に作ってみてくださいね。
【動画】傑作韓国サスペンス『アシュラ』公開記念! “悪人飯”作ってみた
https://www.youtube.com/watch?v=-_BgjwNLQTE [リンク]
ちなみに、今回のレシピで使用した「JKフード 乾燥粒青唐辛子」は、フリーズドライの青唐辛子で、一粒に小さじ半分の水をかけると生の青唐辛子に戻るという便利なアイテム。スーパー「紀ノ国屋」ほか、徐々に販売スタートするそうなので、韓国料理好きの皆さんはチェックを。
映画『アシュラ』公式サイト
http://asura-themovie.jp
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