完全ドライバーレスマシンによるレーシング選手権“Roborace”は、バルセロナで開催されたMWC2017会場で、レースに使われる“Robocar”の最終デザインを披露した。
The car of the future is here. Introducing Robocar. #Roborace #MWC17 #Robocar pic.twitter.com/Ggyn08kI8P— Roborace (@roborace) 2017年2月27日
SF映画『トロン:レガシー』や『オブリビオン』のメカデザイナーとして知られるダニエル・サイモン氏が設計した未来的なマシンは、全長4.8メートル、全幅2メートル、重量975kgのフルカーボンボディ。これはF1マシンとほぼ同じサイズで、やや重い車体となる。人が運転することは想定していないため、コックピットは見当たらない。動力として540kWのバッテリーと300kWのホイール内蔵モーターを4つ搭載し、最高時速は320kmにもなるという。“目”となる5つのLIDARと2つのレーダー、18の超音波センサー、2つの光速度センサー、6つのAIカメラで得た情報を“脳”となる『NVIDIA DRIVE PX 2』で解析して走行する。
“Roborace”は現在行われている電動フォーミュラカーよるレース“フォーミュラE選手権”から派生した完全無人のAIレース。“Robocar”を参加チームごとに開発したAIで走らせ、その速さを競う。先日18日にはブエノスアイレスの公道サーキット上でプロトタイプ車2台によるレース形式の走行を初めて実施し、1台がクラッシュしたものの、最高時速186kmで2台が並んで走行する場面を見せるなど、未来のカーレースを実現しつつある。
画像とソース引用:
https://twitter.com/roborace[リンク]
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: ろくす) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
コメント
コメントを書く