アダム・ドライヴァーとルーニー・マーラは、音楽満載のドラマ映画『Annette(原題)』で恋人役を演じる。カルト系のフランス人監督レオス・カラックス(映画『ホーリー・モーターズ』など)が監督を務める。
最近、リュック・ベッソンの映画『Valerian(原題)』に出演したリアーナが、小さな役で出演するとも噂されている。
今年のアメリカン・フィルム・マーケットで話題となったこの欧州のプロジェクト『Annette(原題)』は、共同プロデュースするグレゴワール・メリンのキノロジーが海外マーケットの代理人となる。
製作費は1550万ドル。カラックス監督にとって初の英語作品であり、彼にとって最も野心的な作品となる。ドライヴァーとマーラの出演に加え、ロンとラッセル・メイル兄弟が1971年に結成したアート・ロックバンドのスパークスが、オリジナルの楽曲を手掛ける。
撮影は世界の複数の場所で行われ、その中にはロサンゼルスも含まれている。ブリュノ・ペズリーは、パリにある自身のアリーナ・フィルムズ(映画『パティーとの二十一夜』)を通じて作品をリード・プロデュースする。また、スイスのヴェガ、日本のユーロスペース、ベルギーのウロング・メンが共同プロデュースを手掛ける。
メリンは本紙ヴァラエティに対し、本作品は激しいラブストーリーの顛末を描いていると述べ、カラックス監督の素晴らしいヴィジュアル・スタイルやカンヌ国際映画祭に出品された前作映画『ホーリー・モーターズ』を想起させる雰囲気が見られると語った。
撮影は、晩春から15週間に渡って行われる。
カラックスは30年以上のキャリアを通じて芸術的才能への注目を獲得したが、監督としてのクレジットは、映画『ボーイ・ミーツ・ガール』、映画『汚れた血』、映画『ポンヌフの恋人』、『ホーリー・モーターズ』など、わずかだ。
ドライヴァーは最近、映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の続編とテレビドラマ『GIRLS/ガールズ (原題)』の最終シリーズの撮影を終えた。間もなく公開されるマーティン・スコセッシ監督の映画『沈黙 -サイレンス-』とジム・ジャームッシュ監督のドラマ映画『Paterson(原題)』にも出演している。
マーラは映画『ドラゴン・タトゥーの女』と映画『キャロル』に出演しているほか、今年公開される映画『Lion(原題)』にも出演する。
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