”本気で内定を目指す、就活アイドル”をコンセプトに、メンバーの全員が就職活動中の女子大生というアイドルユニット・キチョハナカンシャ。ライブなどのアイドル活動をしつつ、就活の様子も発信するという社会派な異色ユニットです。
【MV】ぶっちゃけリクラブ _ キチョハナカンシャ【公式】 – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=rL0VzxbrY2M [リンク]
そんなキチョハナカンシャのさやさんとななほさん。本格的に就活に取り組むようになって悩みも生まれた様子。ここでは、そんなさやさんとななほさんにお話を伺いつつ、就活サイト『新卒アドベンチャーズ』の就活アドバイザーに、彼女たちの適正や内定を勝ち取るためにはどうすればいいのか、聞いてみました。
「就活生の頑張る原動力になりたい」
--では、まず自己紹介からお願いします。
さや:キチョハナカンシャのさやです。私は、新しい環境に飛び込むことと、常に人に対して笑顔で接することが得意です。九州の出身で、もっと広い世界を見たいなっていう思いで東京にやってきました。大学に入ってからは、このキチョハナカンシャの活動も含めて、興味を持ったことは、自分で実際にやってみるっていうことで取り組んできました。
ななほ:キチョハナカンシャのななほです。私のキャッチフレーズが、「眉も心も真っ直ぐ」なんですけど、ひとつのことを長く継続することができること、あとは真っ直ぐな誠実さが自分にあると思っていて、人から信頼感を得ることが得意だと思っています。10歳の頃から今までダンスを続けてきて、アルバイトも4年間同じ所で続けていたり、そういったことを売りにして、キチョハナカンシャの活動でも頑張っています。よろしくお願いします。
--就職活動っぽい自己紹介ありがとうございます。それでは、キチョハナカンシャでアイドル活動をする動機を教えてください。
さや:私はアイドルをしたかったというよりは、情報発信をしたくて入りました。このキチョハナカンシャのいいところは、アイドルだけじゃなくて、就活生として、いろんな就活情報を発信したりすることができるところだと思っていて、アイドルと組み合わせることで、企業さんを紹介するようなことも少し影響力を持ってできると思いましたし、自分たちで就職をしながら感じたお役立ち情報とかも、発信することができると思って入りました。
ななほ:私は、楽しみながら就活をしていきたいと思ったことがきっかけです。大学の学科も芸術系で、そこで歌とかダンスとか、表現することに関わってきたので、自分がそうやって表現する活動をしながら、楽しみながら就職活動ができたら、すごくいいんじゃないかなと思って。あと、もともとブログや『Instagram』をけっこう好きでやっていて、すごく楽しいなと思っていたので、キチョハナカンシャの活動でも、『Twitter』などで発信できるということが「楽しそうだな」と思って応募しました。
--自分たちの活動を誰に一番伝えたいと思っていますか?
さや:就活生に伝えたいです。いろいろ迷うこともたくさんあると思うんですけど、本当に自分がやりたいことを、一度限りの人生を見つけるために頑張ってほしい。なんだか自分に言ってるみたいですけれど(笑)。
ななほ:それ、私も思った。今の自分に(笑)。
さや:でも、「とりあえずどこかに就職しよう」とかいうよりは、本当に自分がやりたいことは何なのかっていうことを、発見してほしいというか、そういういい機会にしてほしいなって思います。なので、最後までやり通す姿をみんなに見せられたらいいな、と考えています。
ななほ:私もやっぱり「誰に」っていうのは、就活生かなって思ってるんですけど……。キチョハナカンシャでもサイトで動画コンテンツや記事を発信したりしているんですけど、就活サイトを見たあとに、キチョハナカンシャのメディアを見て、楽しみながら就活の情報とかを集められるような環境をこれからつくっていければいいな、と思います。就活生がアイドルを見ながら、就活情報を得られるような、そういう環境を作れたら、すごく楽しいなっていうふうに思います。あわよくば私たちが頑張ってる姿を見て、就活生が頑張る原動力になれればいいな、と。
--アイドル活動をする上で、驚いたことなどはありますか?
さや:オタ芸。感動しました、私。今まで全然できなかったのに、自分も今ではもう完璧に(笑)。楽しいんですよ。アイドルを生き甲斐にして生きてる人たちが、やっぱりたくさんいる。コミュニケーションの場というか、すごくいいなって思いました。
卒業に未練ナシ!
--キレキレに踊る人、たくさんいますからね。ところで、キチョハナカンシャは内定をもらうと即卒業というお約束があるわけですが、仮にアイドルを辞めるとして、未練はないのでしょうか?
さや:確かに、自分が前に立つことができなくなるのは寂しいですけど、未練はありません(笑)。私、そもそも大学1・2年の時に歌手になりたいと思ったんですよね。でも取り組んでみた時に「あっ、違う」って思って、目指すのをやめたんです。アイドルもそうですけれど、いろいろなことを考えられた上で最前に立って発するものですが、私は裏方のこともやりたかった。だから芸能活動を将来していこうと思わなかったんですね。でも、キチョハナカンシャなら両方できるかなと思って。一期生だし、自分の意見も通りやすいと思ったので。
ななほ:私も未練はないんですけど。そもそも私は、内定が出たら卒業っていうのも知っていて入ったんです。だからアイドル活動も就活も両方やっているという感じなので、今は「内定が欲しい」って感じです(笑)。ただ、アイドル活動をしたことによって、ほかのタレントさんとお仕事をさせていただく機会があって、現場で人を支えていくのは楽しいなって感じたので、そういうところに今は就職したいな、という気持ちです。
--わかりました。アイドルをやることによって、自分の中で得られたものを1つ挙げるとするならば、どんなことになりますか?
さや:自分を客観視できたので、自分のキャラクターがよくわかりました。グループの中でどういう立場になろうかなとかいうのも考えながら発信の仕方を変えたりもするので、その中で「私って、こういうキャラクターで、こういうことができるんだな」っていうのを、あらためて見つめ直すことができました。
ななほ:やっぱりアドリブといいますか……。できるようにはなっていないんですけれど、その場で聞かれたことを、状況に応じてポンって答えを出す能力が、社会で生きていく上でとても大切なんだなってことに気づきました。
就活本格化で悩みも……
--ここからお二人の就職活動の話もお聞きします。就活をする上で「これはきついな」とか「大変だな」と感じる場面はどういった時ですか?
ななほ:世間では、今の就職活動って売り手市場で、けっこう簡単に就職できるって、もしかしたら思っている方もいるかもしれないんですけど、業界によっても、多く採りたいところもあれば、いつでも採用人数が少ないところもあるので、みんなが就職しやすいとは限らないかなとは思います。私はマスコミを中心に受けていて、採用人数が10人もいかないぐらいのところばかりを受けていたので、なかなかいいところまでもいかない時ももちろんありましたし、「業界によるかな」っていうのは、すごく思います。
さや:「一発で自分を表現することが意外と難しくて、できなかったな」って振り返ると思います。アイドル活動のせいではないんですけど、自分の本音を出すより、建前を話すことのほうが多かった(笑)。初めて会った人に、いきなり本音をぶつけることが得意じゃなかった。ちゃんと自分がやりたいことやしてきたことを話さないと伝わらないのが面接でもあるのかなって思ったので、ある程度の誇張とかはあったとしても、自分の本音をぶつけるっていうところが、あまりできませんでしたね。苦手でした。だいぶ訓練されてきたので、少しはできるようになってきたんですけど……。
--なるほど。お2人が今一番悩んでいることは何でしょう?
ななほ:やっぱり面接が苦手なんですよね。個人的に今すごく負のスパイラルみたいなのに陥っていて。何回も落ち続けているから、次に行ったところでも、「自分はダメなんだ」って最初から思ってしまっているから、自信を全然持てずに自分のことを話していて、さらにその場でも、そういうふうに見られてしまっていう……。それで、自分に自信が持てなくなってきていることが悩みです。
--さやさんは、志望先を悩んでいるとお聞きしましたが。
さや:確かに迷っているというか、一生働ける会社を見つけきれずにいるっていう感じで……。たぶん「どこに入っても一生働かないだろう」って、最近になって結論が出たんですけど。将来、たぶん私はフリーになると思うので(笑)。これが本音です。だから、今はそのために必要な能力が身に付けられる会社を探そうっていう視点に切り換わりました。それまでずっと「どこだったらずっと働けるんだろう」みたいなことばっかり考えてたんですけど、「あっ、そうじゃなくてもいいんだな。一生どこかに所属し続ける必要もないんだな」と思っています。
--逆に、どうして一生働ける会社を見つけようと思っていたんですか?
さや:なんでだろう……。やっぱり安定したかったのかもしれない。安定というか、いったん安心したかった。
ななほ:自分は一人になりたいっていうことに、気づいてなかったんじゃないの?
さや:その勇気も、もしかしたらなかったのかもしれない。独立志向は、たぶんあったと思いますし、人からそう言われることも本当は多かったんですけど、違う自分になってキャリアを描こうと、必死に自分じゃない自分を演じていた。自分で洗脳してたと思います。なんか。「私はこういうふうになれるんだ」と勝手に思ってキャリアを考えていた。それが自分に向いてるかとかよりも、憧れとかで考えてしまっていた……。
キャリアアドバイザーが適正を指南
ここで、ずっとさやさんとななほさんの話を聞いていた就活サイト『新卒アドベンチャーズ』のキャリアアドバイザー・野崎大輔さんに、就活全般の傾向を尋ねつつ、二人の印象や適正について訊いてみました。
--就職活動をしていくにあたって、特に採用する側から「この子、いいな」と思われるところと、逆に「この子は、ちょっと自分たちの会社には足りないかな」というふうに思われそうなところが、どういうところにあるのか、まずはお伺いしたいと思います。
野崎:今の質問に対して言うと、どういう人がハマって、どういう人がハマらないのかという話をするのと一緒だと思います。パッと会って「うちっぽいな」って思った子は、大抵内定が出ます。人事も経営者もそうですけど、その人が自分たちの会社に入って、力になってもらって、活躍してもらうことを望んでいるので、入ったあとにすぐ辞めてしまうとか、ハマらなくてつまらなそうにしているようなことを、誰も期待していないんですよね。もちろん現社員がいるので、そういう人たちと並んで、座ってもらって働いたりしたときに、どれだけ活躍するのか、ワークするのかというところを見ています。だから皆さんは、中にいる人たちのことを知らないと、その話はやっぱりできないはずなので、OG・OB訪問をたくさんしてほしいなというふうに思います。どういう人が働いているか知っていると、アプローチの仕方がわかって、その会社で活躍できるイメージが面接官にも伝わるはずなので。
逆にNGなパターンというのは、「この人って、入っているイメージわかないよね。全然うちっぽくないよね」という人ですね。そういう人は、どんな人が働いているか理解してない場合。今は就職サイトで一括エントリーとかできる時代ですけれど、その結果として、よくわからないのに説明会に行ったり、エントリーしてみたり、あえて言うとチャラい雑な就活になってしまっているかな、と思います。それはただの個人情報のバラ巻きです。無駄にミスマッチして、よくわからない、イメージがわからないところで人間性を否定されて落ちちゃうみたいな。そういう非効率な就活が増えているのが課題だなと思います。
--わかりました。今のお話を踏まえて、さやさん、ななほさんに向いてそうな職種というのは、どういったところになりそうですか?
野崎:お話のやり取りとかを見ていると、さやさんのことを、どちらかというと、ななほさんがかぶせたり、フォローしたりするようなやり取りが多いですよね。2人のやっていきたい志向というのを考えると、さやさんは自分で切り開いていくようなタイプに見受けられるので、新規事業を作っていくとか、新たなビジネスを作っていく側、新たなクライアントを開拓していくとか、そういうフロンティアタイプが合うかなと。なので、首輪を付けられて「この範囲内でやってね」というよりも、ある程度自由にさせたほうが活躍するタイプかなというふうに思いますし、結果的に物事を発信することになっていくんじゃないかなというふうには思っています。
ななほさんも、そういったことはできていくとは思うんですけど、どちらかというと、そういうものをつくる仕組みをつくったりとか、支援したりとか、そういう状況をコンサルティングしたりとか、一歩引いて俯瞰で見たりとか、そういうようなほうが向いているかなと思います。いわゆるバックオフィスまでいかないにしても、コンサルだったり、分析だったり、そういうような職種のほうがハマるなというのは、客観的に思いました。
--今の野崎さんのお話をお聞きになって、どんな感想を持ったのかなというところをお聞きしたいと思います。
さや:私は、まさに個人情報のバラまきを今までしてきたなと感じたのと、同じような業種を志望していたんですけど、同じ業種や業界でも、本当にいろんな会社があって。社風だったりとか、働き方がそれぞれ違うので、そこまで踏まえて、自分に合った会社を探したほうがいいなと、改めて感じました。
ななほ:私もひとつの企業に対して、いろんな職種があるってことは見えてなかったなと、すごく気づかされました。私が今考えたのは、その業界でも、前に立つ人たちをサポートする側なら、そういうところに関われるんじゃないかなって思ったので、その企業に対して、新しいことをやっていきたいとか、楽しいことを自分がつくっていきたいっていうアプローチの仕方ではなくて、そういう人たちをどう支えていくかとか、自分が向いている方のアプローチの仕方をしていくべきだなって思いました。
--この場がお二人にとってよい気づきの場になれたのならよかったです。これからのキチョハナカンシャの活動、就活両方の意気込みをお願いします。
さや:一生、後悔のない就活を最後までやり遂げます。キチョハナカンシャも、どんどん活動の場を広げていってくれる次の子たちに託していきたいと思います。
ななほ:私もキチョハナカンシャに入ったことも、今までしてきた選択も、全部自分で選んできたことで、後悔はしていないので、納得のいく形で就活を終えたいなって思っています。
--野崎さんにも、就活をしている人全般へのメッセージをお願いできればと思います。
野崎:就活はゴールじゃないっていうことを、あらためてお伝えしておきたいと思っています。うまくいっていないときほど、なんでもいいから内定を取りたいとか、早く終わらせたいとかって思いがちなんですけど、変なところに入っても仕方ないし、今はひとつの会社にずっといるという人のほうが少ない時代なので、そこは社会人のスタートラインであるという思いを持って、どういうところでスタートできると飛躍できるのかという思いでやってほしいと思います。
--さやさん、ななほさんが納得のいく会社から内定がもらえるといいですね。野崎さんもありがとうございました!
キチョハナカンシャ2期生「新アド枠」メンバー公開投票中
現在、キチョハナカンシャでは、新卒アドベンチャーズとのコラボで2期生「新アド枠」メンバーの公開投票を実施しています。「新アド枠」に選ばれると、新卒アドベンチャーズから就活の全面的なサポートを受けることができる特典付き。投票には新アド18への会員登録が必要で、現在大学3年生、大学院1年生の学生が対象となります。
2016年7月27日(水)10:00まで、1日1票投票できるので「この子は!」という候補を見つけて、投票してみてはいかがでしょうか。
キチョハナカンシャ(公式サイト)
http://kichohanakansha.com/ [リンク]
「キチョハナ」×「新アド」コラボ企画!新メンバー投票受付開始!(キチョハナカンシャ2017(β))
http://kichohanakansha.com/2016/07/14/extraaudition_startvoting/ [リンク]
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