親の子供に対する絶対的な責任をネット言論批判にすり替えた狡猾な記事。少なくとも日本がアメリカの犯罪意識に対して見習うべき道理は無く、また、未だにネット住民なるものが存在するなどと考えている事に驚きを隠せない。宮崎勉、女子高生コンクリート殺人、最近では大津のいじめ事件。いずれも親が社会的非難を受けるのはしごく当然でありそれをムラ社会で流された結果などとは到底思えない。少なくとも私は明らかに親の責任が及ばざる状況で起きた犯罪で加害者家族が糾弾された記憶は無い。親の子供に対する絶対的な責任は、家族間は相互にあらゆる義務を無条件に持っているという家族神話の肯定である。家族神話とは時に血を超えた絆であり責任だと思う。確かに家族の形など自由であるが、ゆえにその責任は絶対ではないという事なのだろうか。そう思わない日本人が多数存在し、まさに一人一人が行動しているという点は、記事もお認めになっておられます。