初期からずっとボカロを使って楽曲投稿している者です。もうすっかりおっさんです。

ボカロ小説に関しては門外漢なので何も語れませんが、楽曲に関しては流行しているものはごくごく表層で、実際にはあらゆるジャンルのものが広く深く投稿され続けているようです。

私自身ふつうのポップスも作りますが、ライフワークとして日本の古典文学に勝手に曲を付ける活動（sm16681305とかsm23054805とか）をしており、ニコ動ではそこそこ、youtubeではけっこうな好評を得られています（チャンネル登録者数が600人弱）。ということで決して表立ってはいませんが、実際にはこういうニッチなジャンルもあるわけで、ボカロ文化は若者以外の間にも静かに浸透しているのだろうと思います。

祝詞などを歌わせているからというわけではありませんが、現在進行形で『初音ミク』は正しく八百万の神の一柱に成ろうとしているのではないでしょうか？　ネットインフラと歌声合成ソフトがクリエイターを無限に生み出し続け、その恩恵を受ける人々が言わば信者になるようなごく自然な形で。