前衛映画『野のなななのか』の霊妙なる幻想空間。
ども。海燕です。ふと気づくと一切更新しないまま1週間が過ぎていました。おそらく過去ここまで更新しなかったことはなかったはずで、どうも申し訳ありません。時が過ぎ去るのは早いな……。
ぼくはといえば、相変わらずの非生産的な日々。電車にゆられてとなりの市に映画を観に行ったり、ついでに県内一のラーメンを食べたりしていました。
映画は大林宣彦監督『野のなななのか』。これがまあ、圧巻というしかない出来で、ほんとうに凄かった。3時間近い長さをまったく感じさせない凄まじい迫力。想像力の冒険と奔放きわまりない映像体験。
テーマは地震であり、原発であり、戦争なのだけれど、ひとことで「平和の祈り」と云ってしまうにはあまりに並外れた世界がそこにひろがっています。
生と死、過去と現在、幻想と現実があたりまえのように入り混じって、それはそれは大変なことになっている。このなななのか(四十九日)の世界では、死人
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