人生とはゲームなのだろうか?
世間ではどんどんお金がなくなる魔性のゲームともいわれているけれど、大丈夫、ぼくにはじゃんじゃんお金が出て来る魔法のカードがある! その名もクレジットカード! これさえあればお金の心配は無用さ!
――魂まで冷え込むような寒すぎるネタはともかく、今回は色々とシステムやバランスが調整されていて熱心なファンにも評判がいいようなので、楽しみにしてます。
特にDLC(ダウンロードコンテンツ)を買わなくても楽しめるようだし、まあ、ぼちぼちやって行こうかと。でもなあ。ぼく、けっこう形のない電子データとかに平気で課金しちゃうタイプなんだよなあ。LINEのスタンプとか買いまくっているし。
いつのまにかDLCに大金をつぎ込んでいた、ということにならないか心配。まあ、そもそもコンピューターゲームの本質は「形のない電子データ」ですから、そういうものにお金を払う人ならDLCが欲しくなっても当然という気もしますけれどね。
とにかくやってみよう。テレビゲームは一作プレイするとどんどんやりたくなりますね。ぼくは決して熱心なゲーマーではないのだけれど(少なくとも自分ではそう思っている)、やはりゲームの持つ悪魔的な魅力に心惹かれるひとりではあるのかもしれません。それを云うなら人生そのものがひとつのゲームだし。
「リアルはクソゲーだ」とは、『神のみぞ知るセカイ』の主人公、桂馬の口癖ですが、ぼくの人生はそこまでクソゲーでもない。たぶん難易度はイージーモードに設定されていると思う。
いろいろと辛いことはあったけれど、でも、基本的にはここまで気楽に生きている。ネットで文章を書いて暮らせるなんて、それはそれは夢のように気楽な人生です。素晴らしいですね。
ただまあ、気楽なひきこもりライフを続けてみて思うことは、「何もしないでいる」ということは決して楽なことではないということです。
ニートブロガーで有名なPhaさんは常々「だるい」と口にしていますが、かれはおそらく「何もしないでいること」の才能があるのだと思う。
ぼくは自分もそうだとずっと思っていましたが、いまにして考えるとそうでもないんでしょうね。やっぱりあまりに何もしないでいると、何かしたくなる。僕は意外にそこそこ行動的な人間なのです。
パワフルとかエネルギッシュというには、行動力の絶対値が足りないけれど、でも四六時中何もしないでいられるタイプではないみたい。「退屈」というとのとはちょっと違っている。「力が余る」という表現が適切でしょうか。
だから、何かしたくてたまらないんだけれど、具体的にできることがあまりないということでぼくは長い間、鬱屈して来たような気がします。だれか仕事ください。
で、まあ、そうかといって「こういうことをしたい」というヴィジョンがあるかというと、それもないんですよね。そもそもぼくは平均と比べて野望とか欲望が強い人間ではないと思う。
ネットには「お金がない」とか「恋人がいない」ということで自分の不遇を嘆いているひとが大勢いるわけですが、似たような状況のぼくがそれに共感しきれないのは、元々、大した望みを持っていないからだと思う。
もちろん、ごくあたりまえの生活を送れて、たまにちょっと贅沢できるくらいの収入は欲しいのですが、それ以上のお金とか、名声とか、恋人とか、家庭とか、べつに欲しくないんだよね……。
もちろんあったらあったで良いものには違いないんだろうけれど、
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