『3月のライオン』の零くんは絶対に見えないところでモテているはずだという仮説。
ども。おひさ。海燕です。いきなりちょっと前の話になってしまいますが、いやー、先週号の『3月のライオン』は素晴らしかったですねえ。
わずか1話にここまでの情報量を叩き込むことができるのか、と息を呑むような圧縮具合。往年の名作少女漫画を思わせるような圧倒的な密度で読ませてくれました。
かれの義母の立場から零くんという少年の特異性を見事に浮かび上がらせています。将棋という修羅の道を歩むこの少年が、いかに一般人から隔絶した存在であるか。天才という業を背負った者の孤独と壮絶を、既に熟練と云える筆致で描写し切っていました。
おそらく単行本10巻に収録される内容でしょう。未読の方は本が出た暁には読んでみてほしいものです。凄いから。
それにしても、10巻に達してまだまだ終わる気配が見えないこの『3月のライオン』、どうやら前作『ハチミツとクローバー』以上に長い物語になりそうです。
羽海野チカさん
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