美濃部達宏さんの「天邪鬼は直した方が人生の幅が広がる」という記事を読みました(http://ch.nicovideo.jp/minobe/blomaga/ar309206)。
ほぼタイトル通りの内容で、「天邪鬼を直して広い視野で作品を楽しもう」ということが書かれています。
これはぼくもその通りだと考えます。
まあ、何らかのジャンルについてマニアックに追求していったひとはどこかで天邪鬼になってしまう時期があるものでしょう。
自分が考えたことを素直に表明するということは、これで案外、むずかしい。
自分の内心を率直に公開することは、つまりは自分自身を世の中に向けてさらけ出すことですから、いくら斜にかまえていたほうが安全といえば安全なのです。
シニカルなポーズは自分を守るATフィールドであるわけですね。
しかし、それもひとから見るとただの中二病だったりする辺りがむずかしいところ。
だからたしかにひとが見ない映画や、一般に評価が低い作品ばかりを「あえて」評価してみせるという態度には問題があるでしょう。
そういうものばかりを見ていると世界が狭くなってくるからです。
それは結局、評価の基準を自分の外に持っているわけで、多勢に流されて付和雷同することと同じなのです。
ひとがなんと云おうが、自分が良いと思ったものは良い。イマイチと思ったものはイマイチ。それでいいと思います。
ただ、自分としては素直になっているのに、ひとからは天邪鬼と見做されるということもよくあるものなんですね。
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