ハックルさんこと岩崎夏海さんが、ご自身のブロマガに「文筆家がインターネット時代を生き抜く方法」と題する記事をアップしています(http://ch.nicovideo.jp/article/ar28163)。これがおもしろいので、今回はこの記事について話をしようと思います。
まず、ハックルさんは昨年は出版業界にとってあまりいいことがなかった年だとし、業界の縮退の原因をインターネットに求めます。無料で文章が読めるネットの発達により、紙の本が売れなくなったというのです。
そして文筆家がこれからの時代を生きのこるための手段のひとつとして、ブロマガを挙げます。その上でブロマガの会員を増やすためにはどうすればいいのかということについて三つの方法を挙げてゆくのですが、これが実に興味深い。
というのも、ぼくが実践している方法とほとんど同じだからです。これはもちろん、どちらが真似したとかそういう問題ではない。同じ課題を真摯に突き詰めるなら、自然と同じ結論に至るのでしょう。
あえていうなら、ぼくは知名度がないぶん、ハックルさんよりきびしい条件で書かなければならないわけで、だからハックルさんの三倍くらい記事を書いています。それでもまだハックルさんの会員数には及びません。しかしまあ、基本的には同じ道を歩んでいるといっていいでしょう。
ハックルさんのブロマガ収入は、すでに個人がなんとか生活していける水準まで達しているようですが、ぼくはまだそこまで行っていません。要因としてはぼくのブロマガが安価であることが大きいでしょう(315円)。
しかし、たとえば525円にしたら会員になるひとは激減するでしょうから、これは仕方ない。ほんとうに知名度がないということはインターネットにおいても大きなマイナスだと思います。
ハックルさんは「自分のファンは多くない」といいますが、それでもやっぱり「ベストセラー作家」という肩書きを使えることは大きい。完全なアマチュアライターが純粋に記事の内容だけで暮らしていけるだけの稼ぎを生み出すことはやはり簡単なことではありません。
昨夜、ニコ生でこの話をしたところ、「煽ればいい」とか「とにかく注目を集めればいい」という意見が出てきて驚きました。これは一面の事実ではありますが、じっさいには煽るだけではうまくいかないと思います。理由は簡単。
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コメント
「この記事の続きが読みたいな」と思ってもらえる記事が一本でもあれば有料でも購読すると思います
更新楽しみにしてますね
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(ID:18467502)
良い記事(=コンテンツ)を作れば、お金を払う人が増えるかと言えばそうでもないと思う。岡田斗司夫がそのいい例だと思うけど、人にお金を払う人の方が多い。この人に払うのが楽しいとか支えてあげたいと思わせたら払ってくれる人が増えるんじゃないでしょうか。そのためには、キャラクター化してるといいと思います。