ラッコ のコメント

結局、幼い頃に愛情を十分に与えられのびのびと育った人はその後も自己肯定感に満ち、
幼い頃に、何らかの理由で愛情に飢えた人は自己について言い知れない不安を抱えて生きる。
そしてそういった子どもは、どこかでトラウマ返しや、心の整理をしなければならない。
その後自分の好きなことに打ち込むことで、自己肯定感につながるというところまでは私もそう思います。
ですが、漫画やアニメを消化するということが、好きなことに打ち込んだ結果自己肯定感につながるという点には、
私は同意できません。
割と言われることも多い気がしますが、
宗教にのめり込むこととアニメなどに逃避することはすごくよく似ていると思います。
どちらも偶像崇拝だからです。宗教よりもアニメなどの二次元の方が健全(その人の人生を左右しないという点で)かと思っていましたが、最近はそうも言ってられませんね。
物語や、キャラクターや、関係性などにのめり込み、空想します。
もしかしたら自分でも意識していなかったようなコンプレックスから派生して、別のものとして、そのキャラクタや関係性などに心を動かされるのが「もえ」だと思います。(そうでない人もいるかもしれませんが)
そののめり込んでいる対象と自分の間に差がないのです。
だから、ゆりかごにいるかのような安心を生むのでしょう。
それを自己肯定感だというのならそれでいいのですが、それによって相手に与えられるようになるか、
というとそう簡単には言えないと思います。
一方で、そこで日々のストレスなどから解放され、満たされるということはあると思いますが、
自己の抱えたコンプレックスと大なり小なり向き合わなければ、先延ばしにしているにすぎません。
宗教にのめり込む一部の人も同じですが、辛いことを別な場所に投げておいても、それを乗り越えることはできません。
そうして、乗り越えられなかった分だけ子どもになります。
そんな子供の部分をたくさん抱えた場合、大人になっても子どもっぽい、別の言い方をすれば痛々しい人になる。
闇属性を理由に、自分を顧みず、だから俺は悪くねぇ!と思って変わらない人が多いと思います。
例えるなら、「僕は友達が少ない」の夜空がそれです。
また、世の中で事件を起こすような人もそういった人が多く思います。
ただ、契約というのが自分の整理であるというなら、納得のいく話だと思います。

No.80 140ヶ月前

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