この頃、アメコミことアメリカンコミックを集めることに凝っています。何しろ一冊が数千円からするので、それほど数を集めることはできないけれど、こつこつ読み耽っている。
『ウォッチメン』、『キングダム・カム』、『ダークナイト・リターンズ』といった名作どころはさすがに面白いですね。
『ウォッチメン』はアメコミ史上の最高傑作ともいわれる作品で、天才作家とも呼ばれるアラン・ミラーの代表作でもある。そのダークでディープな世界は他の追随を許しません。
以前、映画化されたほか、最近になってテレビドラマで続編が登場したことでも知られていますね。あと、コミックのほうでも『ドゥームズデイ・クロック』という続編が出ていて、スーパーマンが絡んだりして、なかなか評判も良いようです。
『キングダム・カム』は圧倒的画力を誇る(しかし、それが故に遅筆でもある)アレックス・ロスという人の作品です。まあとにかく絵が巧くて、一ページ一ページがひとつの作品といっても過言ではないくらい。
ストーリーも歳をとって白髪混じりになったスーパーマンとかれと対立するバットマンを主人公にした、なかなか渋い話で、読ませます。アレックス・ロスには『マーヴルズ』という作品もあって、そちらもやっぱり巧いです。
『ダークナイト・リターンズ』はいささか古さを感じさせるものの、バットマンもののクラシックで、面白いですね。
アメコミは日本の漫画と違って、ほぼ共通するキャラクターを使ってそれぞれの物語を描いているわけですが、まさにそうだからこそ各作家の個性が出て来ることは興味深い。たとえばバットマンひとつ取っても、作家によってまったく描き方が異なります。
ぼくはやっぱりバットマンものに興味があって、『ロング・ハロウィーン』だとか『HUSH』あたりは読みたいのだけれど、何しろ一冊一冊が高いのでいまのところ入手できていません。ぐぬぬ。いつか読んだるからな!
もうひとつ個人的に興味深いのがスパーダ―マンで、『スパイダーバース』は面白かったですね。これは無数の並行世界からありとあらゆる作品の主人公であるスパイダーマンが集まって来るというかなりとんでもないストーリーで、ここから派生して『スパイダーグウェン』のシリーズとか続いています。
スパイダーグウェン、日本人の眼から見てもなかなか魅力的なキャラクターデザインなんですけれどね。『グウェンプール』あたりはほぼ日本の萌え漫画の影響バリバリといったデザインで、『モーニング』あたりに連載されていてもおかしくないんじゃないかという気がします。
ちなみに、
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