ども、また間が空いてしまい、ひさしぶりになりますが更新します。今日からまた続けて更新する予定です。ごめんなさい。
さて、最近、脚本術とか物語論の本を読みあさっています。この場合の物語論とは、「小説、映画、ドラマ、アニメなどのストーリーテリングの方法論について書かれた本」の意味。
どうやらこの手の本はかなりの需要があるらしく、日本だけでも数十冊出ています(エンターテインメント映画の殿堂ハリウッドを擁するアメリカではもっとたくさん出ているらしい)。
で、ぼくはそのほとんどを読みました。具体的には、以下のようなタイトル。
・『[冲方式]ストーリー創作塾』
・『クリエイティヴ脚本術』
・『アウトラインから書く小説再入門』
・『ストラクチャーから書く小説再入門』
・『海外人気ドラマの法則21』
・『小池一夫のキャラクター創造論』
・『シナリオライティングの黄金則』
・『ストーリーメーカー』
・『キャラクターからつくる物語創作再入門』
・『10のストーリー・タイプから学ぶ脚本術』
・『ストーリーの作り方』
・『キャラクターメーカー』
・『キャラクターの作り方』
・『ストーリー世界の作り方』
・『キャラクター小説の作り方』
・『物語の力』
・『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと』
・『ストーリーの解剖学』
・『物語のひねり方』
・『ストーリー』
・『神話の法則』
・『物語の法則』
・『「感情」から書く脚本術』
・『世界を創る女神の物語』
・『ダイアローグ』
・『英雄の旅』
・『ヒロインの旅』
・『SAVE THE CATの法則』
・『SAVE THE CATの逆襲』
・『SAVE THE CATの法則で売れる小説を書く』
・『映画脚本100のダメ出し』
・『キャラクターメイキングの黄金則』
ちなみに以下はまだ未読だけれどこれから読む予定の本。
・『工学的ストーリー創作入門』
・『物理学的ストーリー創作入門』
・『物語を書く人のための推敲入門』
・『脳が読みたくなるストーリーの書き方』
・『ストーリー・ジーニアス』
・『超簡単!売れるストーリー&キャラクターの作り方』
これらの本を読めばすぐにでも優れた物語が書けるようになるかというと、残念ながらそうはいかないのですが、とりあえず「面白い物語とは何か?」という問いに対する答えの輪郭みたいなものは掴めるかと思います。
で、上記の一覧を読み上げたうえで考え出したぼくなりの答えはというと、「キャラクターが常に変化しつづける物語は面白い」ということ。
この「キャラクターの変化」を専門用語で「キャラクターアーク」といいますが、端的にいってキャラクターアークが持続する物語は面白いということがいえる。
そんな単純なものか?と思われるかもしれません。じっさい、たしかにその通りでそこまでシンプルにはいい切れないかもしれないのですが、キャラクターアークこそが物語の本質であるとは断言しても良いのではないかと思います。
なぜなら、物語とは人物や状況が時間とともに変化していく、そのダイナミズムに他ならないのですから。逆にいうと、いくら待ってもキャラクターが変化しない物語は面白くないともいえる。
もっとも、これをいい出すといくらでも「例外」が見つかりそうではあります。たとえば、以前名前を挙げた『転スラ』などがそうです。この物語では、主人公であるリムル・テンペストの人格はほとんど成長していないように見える(今後はわかりませんが)。
しかし、それにもかかわらずこの作品は面白いし、ヒットしている。いったいどういうことなのか? ぼくの結論としては、
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