『ゲッサン』にあだち充の新作野球漫画『mix』が連載されていて、これが『タッチ』と同じ世界の四半世紀後を舞台にした物語であることはご存知かと思いますが、今月、その『mix』に「勢南の西村」が出て来ました。
あだち充の新作『mix』はどこまで『タッチ』のその後を見せてくれるのか?(1201文字)
『ゲッサン』にあだち充の新作野球漫画『mix』が連載されていて、これが『タッチ』と同じ世界の四半世紀後を舞台にした物語であることはご存知かと思いますが、今月、その『mix』に「勢南の西村」が出て来ました。
西村。な、な、な、なつかしい! 顔がそっくりの息子のほうはもう少し前に登場していたんだけれど、本人がこうもあっさり出て来ようとは。
勢南の西村といえば、『タッチ』の名キャラクターで、変化球を得意とする三枚目ピッチャー。あだち充の全キャラクターのなかでも相当知名度が高いほうじゃないかと。いやあ、この展開は『タッチ』の愛読者としては感動もの。物語も大きく動いているし、『mix』、あたりまえのように面白いです。
もう、『タッチ』のキャラクターが出て来るだけで心が熱くなるもんな。ここらへんは何十年も活動してきて、しかも何本も名作を描いている作家にしか採れない手法ですね。
まあ、そうはいっても、『mix』は『タッチ』と同じ世界を舞台としているものの、『タッチ』の続編ではありません。あくまでこの物語にはこの物語の主人公がいて、西村たちは単なる脇役なのです。
ただ、あだち充は実にファンを喜ばせるのがうまく、『タッチ』を読み込んでいる人間ならニヤリとできる描写をそこかしこに仕込んでいます。おそらく「上杉達也と浅倉南はあの後、どうなったのか?」という最大の謎に答えが出ることはないと思いますが、須見工の新田くんくらいは出て来るかもね。
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2013/04/03(水) 12:27 『まおゆう』の作者による異世界料理漫画『放課後のトラットリア』がおもしろい。(1274文字)
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