現在の男性学においておそらく最も有名な人物に、田中俊之がいる。
『不自由な男たち』、『男が働かない、いいじゃないか!』など複数の著書で知られる人なのだが、そのなかに『男がつらいよ』という本がある。
例によって「男らしさ」や「競争」を相対化して生きることを薦めている本なのだが、その一節で「目立たず、積極的でもない男性が女性に好かれるためにはどうすればいいのか」が語られている。
で、そこで紹介されるのがかの名作『スラムダンク』の小暮くん(メガネくん)なのである。読んでもらえば男性学の恋愛に関するスタンダードな論旨がどのようなものなのかわかると思うので紹介したい。
地味です。確かに地味ではあります。しかし、魅力的だなと思った女性もいるのではないでしょうか。そうした判断をもっと信じてください。世間でいわれている理想の男性像がどのようなものであっても、自分と相性があうかどうかは全く別問題
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