弱いなら弱いままで。

ハードSFと魔術的リアリズムに耽る。

2018/12/30 09:34 投稿

  • タグ:
  • ガルシア・マルケス
  • スタニスワフ・レム
  • SF
  • 小説
  • ラテンアメリカ文学
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 そういうわけで――何がそういうわけなのかわかりませんが、レムの『天の声』とマルケスの『百年の孤独』を並行して読んでいます。

 それぞれハードSFとラテンアメリカの魔術的リアリズムを代表する歴史的傑作といわれる作品であるわけですが、いやー、面白い。両作品とも思いのほか「ふつうに」面白くて、いっそとまどってしまうくらいです。

 まあ、いずれも文学史上最高峰の小説だから面白いことはあたりまえなのだけれど、特にレムのほうは超難解と聞いていたから意外にしゅるしゅる読めてしまって驚いているところ。

 もちろん、書かれていることを完全に理解することはできないのだけれど、もうそういうものだと割り切ってしまえば非常に楽しく読める。こういういい方をして良ければほとんど陶然と読んでいるくらいで、やっぱり傑作って素晴らしい。

 もちろん、それは自分自身を遥かに超越する怜悧な知性にふれる歓びであって、一般的なジャ

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