そういうわけで――というか何というか、同人誌『マインドマップで語る物語の物語(1)』の最新にして正式の告知です!
今後、計4冊か5冊くらい出していく予定のシリーズの一冊目です。ただし、これがまったく売れなかったら次はありません(笑)。いや、マジで。
イベント価格を1冊1000円という、なかなかとんでもない安さに設定してしまったので、少なくとも200冊くらいは売れてくれないと困るのですね。
諸経費を考えると、本来はいくら何でもこの値段は無理なのですが、そこは早期入稿によって印刷代を削ることにで破格のお値段を実現しました。
あまり儲けは考えていないどころか、ほんとに赤字ギリギリの価格設定です。だから、みんな、買ってくれ~!
まあ、もうちょっと裏話を話すと、今回はほんとうに原稿が早く仕上がっていて、そのおかげですべてがきわめてスムーズに運んでいます。
具体的にいうと、コミケの2か月前にはもうすべての原稿が完成し、推敲まで済んでいました。
我がことながら素晴らしい。みんなよくやったよ。ぼくも頑張った。偉い偉い(最近、自分で自分を褒めることにしている海燕さんなのであった)。
まあ、今回、サークルメンバーは日本中どころか世界各地(笑)にバラバラに住んでいて、直接集まって話をしたことは一度もないのですが、それにもかかわらずすべてがとてもスムーズに、スピーディーに進行しました。
内容に関するさまざまな議論もすべてLINEやSkypeを使って行われています。
いやー、まさに現代。時代は変わりましたね。こんなことがあっさり実現可能な世の中になったんですね。わかってはいたことだけれど、じっさいやってみると感心する。もう、いちいち会社とか通う必要なくないですか?
これは戦後のエンターテインメントを一望するというとんでもないシロモノなのですが、初めて見せられたとき、「何だこりゃ」という感じだったので、そのショックをみんなに共有してもらおうということなのですね。
それから1年。よくここまで形になったものだと思うほど綺麗な本ができあがりました。はっきりいって自信作です。
もちろん、次回以降はこれをさらに超えるクオリティ&エンターテインメント性に仕上げたいと思ってはいますが、それもこれもこの本が売れるかどうかにかかっているわけです。
さて、はたしてこの企画が、沖田さん大勝利!に終わるか、無残な失敗となって消え去るかは、いまのところはまだわかりません。すべては売り上げしだいなのです。
いや、あまりくり返すとしつこい印象になるけれど、お願いだから買ってね。ほんとうに頑張って作ったので……。
もちろん、通信販売も行う予定です。その場合はさすがにイベント価格よりいくらか高い値段設定になりますが、ご了承ください。
ある意味、ヒーローたるアニムスくんと、ヒロインにしてやっぱりヒーローでもあるアニマちゃんを主役にした「物語の物語」とも受け取れる作品です。
つまりは、あまたの物語(コンテンツ)を通し、ひとつの物語(コンテキスト)を見いだすある種の批評的冒険ということ。
面白いよ。しかもシリーズを通して尻上がりに面白くなっていく。これが全巻出せなかったら無念でしかたないので、ほんとよろしくお願いします。
夏コミ3日目、東館ト‐58bにてお待ちしております。ちなみにその前日の「堕天使条約機構」にも委託しています。こちらは東1K-30bです。
また、今回はアージュの吉宗鋼紀さんや作家の津田彷徨さんに原稿を依頼していたりもします。これがまた興味深い仕上がり。豪華だねー。
それにしても、いやはや、大丈夫なのだろうか。コミケは何度か参加しているけれど、毎回心配です。
まあ、相当の冊数を用意したので売り切れることはないと思いますが、参加される方はお早めに。ちなみに、ぼくは午後から顔を出す予定です。午前中はペトロニウスさんやLDさん、銀鷹さんが売り子をやっています。
で、これもペトロニウスさんが書いていることですが、サークル名の「プロジェクト物語三昧」はそのうち名前を変更する予定です。
このままだとペトロニウスさんの個人サークルみたいだからね。Projecet Azukiarai Academiaというのが有力候補らしい。なんかかっこいいな(笑)。
まだ終わってはいませんが、今回、ほんとうに楽しかったです。みんなでひとつの企画を実現していくって楽しいよね。しかもどいつもこいつも有能だし、大人だし。
ある意味、10年以上かけて積み上げてきたぼくたちの仲間の総決算にして、新たなスタート地点ともいえる企画です。よろしくなのです。それでは、コミケでお逢いしましょう!
コメント
コメントを書く