狂気に生存権を。犯罪的、暴力的な作品はオタク文化の「地下茎」である!
光があるとき、そこには必ず闇が付きまとう。そして、闇を否定するとき、光もまた力を失う。そういうものだとぼくは思うわけです。何をいいたいのか、わかる人にはわかるでしょう。つまり、文化とはそういう性質のものだ、という話。
いまや、だれが画策したのか「クールジャパン」の象徴にされつつあるアニメや漫画なのですが、その背景にあるものは膨大なエロ漫画であったりボーイズ・ラブであったりします。
それらは世間的に見ればどこまで行っても「変態文化」であることから逃れられないでしょう。どうしたってそれらを完全に「脱色」して「健全化」することは無理だし、そこには一定の変態性や暴力性が伴っているものなのです。
しかし、どうでしょう? そういった「ダークサイド」を否定したとき、何が起こるのでしょうか? 都合の悪い一面を切り捨てて文化はなお進展する? いいえ、決してそうはならないでしょう。むしろ、必ず文化全体
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