LINEでてれびんに薦められて古い名作アニメ『ぼくは地球を守って』を見ました。知っている人は知っているでしょう、原作は少女漫画の伝説的な名作です。
生まれ変わりと超能力をテーマにしたオカルト的な物語で、ちょっと表現しがたい不思議なリアリティがあります。そう、リアリティ。あきらかに荒唐無稽な物語であるにもかかわらず、どこか現実と地続きであるような奇妙な感触がこの作品の持ち味です。
この作品に限らず、少女漫画の名作と呼ばれるものにはこの不思議な現実感がともなうものが少なくありません。そして、それはいまとなってはほとんど失われてしまったもの、ロストテクノロジーめいた何かなのではないかと思うのです。
ぼくは、現代のアニメの出来が悪いとはまったく思いません。たとえば前期のアニメだけを見ても、『プリンセス・プリンシパル』や『メイド・イン・アビス』といった、ほとんど歴史的といっていい傑作が作られ
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