これはいい記事。藤田は天才だが天才としての限界を感じる
勝ち負けの理屈でバキの死刑囚編を思い出した
ソフト&ウェットは大事だけど、負けに拘り過ぎる芸風は惨めですよ藤田さん

ヤンはアニミズム的というか、自然、無垢、子供、知性、優しさ、自由といったものだと思う
負けに囚われず、勝ちを素直に喜べない（でも実はまんざらでもない）
そもそも彼は個人の無力さを知っているし、定型的な勝利が誰から何を奪うのかを知っている
だからこそ彼は勝利を実感できないし、勝利がないのだから運命に対して受動的になる
敗北感があるのではなく、ニヒリズムを振り払えず懐疑的になっている……という部分もあるかもしれない
もっとも、お調子者でもあるので、勝ったり頼られたりすると面白くなってしまうのかも

そのスタンスは行き過ぎなければ優秀で、
例えばラインハルトのように自らの限界を超えて自殺(するように衰弱)することはない
まあ、この両主人公はどちらも行き過ぎているので人生の参考にしてはいけない人種ですけどね