弱いなら弱いままで。

殺人は正義、不殺は悪。『ファイブスター物語』の壮絶なる倫理感。

2016/05/21 18:25 投稿

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ファイブスター物語 (13) (100%コミックス)

 永野護『ファイブスター物語』が面白いです。

 いま、連載では、ジョーカー太陽星団を揺るがす大戦争・魔導大戦(マジェスティック・スタンド)が中盤に差し掛かったところ。

 これからハスハを構成する一国ベラを巡って壮大なゴティックメード戦が勃発しようとしている状況なのですが、きょうはそれとはちょっと違う話をしたいと思います(本編未読の方は何をいっているのかわからないと思いますが、まあ、説明し始めると長いのでそういうものだと思ってください)。

 今回、ぼくが語りたいのは、魔導大戦の一方の雄である黒騎士デコース・ワイズメルの話です。

 デコースは物語の序盤から登場している天才騎士で、星団でも屈指の実力の持ち主。かれに対抗できる者は、すべての騎士のなかでも数人しかいません。

 剣聖ダグラス・カイエン亡きいま、「星団最強」を名乗ってもおかしくない地位にいるといってもいいでしょう。

 まあ、剣聖並かそ

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