六反りょう『亭主元気でマゾがいい!』という本を読みました。
もし、マゾ奴隷と結婚したら?
六反りょう『亭主元気でマゾがいい!』という本を読みました。
うん、まあ、タイトルからして「……何を読んでいるんだろ、おれ?」という気になる本ではあるのですが、まあいいじゃないですか。
けっこうみんな興味あるでしょ? SMとか。
まったくないよ、という人は以下の文章は読まなくてもいいかもしれません。ぼくはあるので書きます。
『亭主元気でマゾがいい!』、この漫画はマゾヒストの男性と結婚した元SMの女王さまの生活を描くノンフィクションです。
思わず太字にしてしまいました。そう、ここに描かれているのは、「もしマゾ男性と結婚したらどうなるの?」という「ほんとうの話」です。
もちろん、ギャグ漫画としてそれなりに脚色されているには違いないのですが、基本的には「ほんとうのこと」が描かれていると考えていいと思います。
それがもう、捧腹絶倒の話ばかり。正直、一本の漫画としてはそこまで上手いとは思えないのですが、話の内容がとんでもないので、十分に楽しめます。
ぼくはまあ、絵に描いたような「普通の人」ですから(萌えオタの時点で普通じゃないかもしれないが)、「ほー。サドとかマゾも面白そうだけれど大変だねえ」と純粋な興味本位で読みました。
まあ、ぼくだってサドやマゾをやれといわれればできるかもしれませんが、本質的には変わった性的傾向とかないんですよね。
マゾッホの『毛皮を着たヴィーナス』は読んでいるし、たいそう楽しみましたが、それはあくまでフィクションだから。じっさいに女王様にいじめられたいという趣味はありません(一度やってみたら目覚めるかもしれないがw)。
この漫画を読んでいると、マゾの気ままさとサドの大変さが身に沁みます。
じっさい、日本人にはマゾが多く、サド、特に女性の女性のサディストはごく少ないらしい。
SMはあくまで性的遊戯に過ぎないから、サドはマゾの欲望をたしかめながら的確に「いじめてあげる」必要があるわけで、なかなか大変なようです。
まして、結婚となるといつも女王様っぽくふるまうというわけにもいかないわけで、とっても大変ということ。
そこらへん、この夫婦はどう乗り切っているのか?
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